立教英国学院での1年を終えて(香蘭女学校との教育連携により本校で2年間を過ごした生徒の手記)

立教英国学院での1年を終えて(香蘭女学校との教育連携により本校で2年間を過ごした生徒の手記)

経験の与えてくれたもの  私がこの学校で学んだことは数え切れないほどたくさんあります。本来なら日本から遠く離れたこの地にわざわざ来たのだから、一番に英語力やイギリス文化を挙げるべきなのかもしれませんが、それら一般的なことよりも、この寮という特殊な環境で数々の行事を通して学んだことを挙げたいと思…
“ライバル”の存在

“ライバル”の存在

 あと一ヶ月も経たないうちに、高一としての学校生活が終わり、私は高二になろうとしている。今まで過ごしてきた時間を振り返ってみると、この一年間がいかに充実したものだったかが分かった。まず第一に、クラスが二つあったこと。これが私の高一での学校生活にとても大きく影響したと思う。私は今まで中二、中三と、少人…
「バドミントンも英語もレベルを上げよう!そう思えた試合」

「バドミントンも英語もレベルを上げよう!そう思えた試合」

 中学校時代の感覚が戻ってきたような大会だった。久しぶりで、ずいぶん鈍っていたけれど、いつもより何倍も楽しい時間だった。  さて、今回の一番の思い出、シングルセミファイナル。これまでの相手はだいたい同じ手を使って勝ってきた。だが彼は違った。球は嫌なほどに自分に返ってくる。それだけでなく、取ることが…
「勝敗よりもクラスが一つになった喜びを感じ、涙した合唱コンクール」

「勝敗よりもクラスが一つになった喜びを感じ、涙した合唱コンクール」

 おそらく一番最初に練習を始めたのは、高等部一年二組だろう。でも私はあまり乗り気ではなかった。中学三年間、合唱コンクールをやってきた。毎年、大きなホールを貸し切って、優勝したクラスにはトロフィーが贈られるというとても大きなイベントだった。生徒たちは、七月の本番に向けて、五月の終わりにはもう歌の練習を…
短期留学手記「日常生活という国際交流」

短期留学手記「日常生活という国際交流」

「本からはいつでも学べるけど、実践できる機会は滅多にない。」 私のバディが言ったことをざっと訳すとこんな感じだ。全くその通りである。学んできた知識を存分に活かし、母国語を違える留学生の彼女らと過ごして、強く思った。 とにかく機会が欲しかった。冬休みから長く期待を寄せていた私は、この交換留学の…
高校1年生アウティング:ロンドンで絵画とミュージカルを満喫

高校1年生アウティング:ロンドンで絵画とミュージカルを満喫

2月4日(火)のアウティング。高校1年生はロンドン市内にあるナショナルギャラリーとミュージカル鑑賞に行きました。11時30分ごろロンドンに到着。旧正月に向けた装飾で豪華なピカデリーの中華街に歓声を上げる生徒たちの姿もキラキラしていました。各班で昼食を食べた後、ナショナルギャラリーで各々鑑賞です。名作…
H3 English Project Class 〜 リトル先生からのレポート

H3 English Project Class 〜 リトル先生からのレポート

先学期の高等部3年生私立文系コース英語演習を担当していたリトル先生からレポートが届きましたのでご紹介します。 自分たちでミステリー小説を作り、その話をもとに実際にパフォーマンスまで行って皆に披露。もちろんすべて英語です。    *   *   *   *   * At the en…
読書感想文優秀作品:「不思議の国のアリス」を読んで 

読書感想文優秀作品:「不思議の国のアリス」を読んで 

アリス!このたわいない話をうけとり その手でそっとしまっておいておくれ 思い出の神秘な絆のなかに 子供の日の夢がないまぜになったあたりに 巡礼たちが遠い国で摘んできた とうに萎れてしまった花冠のように  不朽の名作、不思議の国のアリス。私は今まで何となくしかこの物語を知らなかった。し…
最前列より演奏者に近い場所

最前列より演奏者に近い場所

不安気に出て行く人がいて、笑顔で出ていく人がいた。笑って戻ってくる人がいて、泣いて戻ってくる人がいた。舞台裏の2時間は思ったより短かった。 朝早くに学校を出て、ホールに着いたら少しの休みもとらずにリハーサルを行った。次々に演奏者を送り出していると、いつの間にか時間が経って、空腹に気付いた正午過…