オープンデイ作文:「We’ve  not made it happen yet!」

オープンデイ作文:「We’ve not made it happen yet!」

 立教英国学院に入学して初めてのOPEN DAYは、恐ろしい速さで駆け抜けていった。あれだけの知恵と労力とこころを注いで準備したはずなのに、今になってみると、まるで徒競走をはたから見ていたような気分だ。  クラス企画の準備は大変だった。学級委員もOPEN DAY経験者もほとんどが係・本部員で、…
“参加する”オープンデイ、 ”作る” オープンデイ。

“参加する”オープンデイ、 ”作る” オープンデイ。

 今回を含め、私は6回のオープンデイを経験して思ったことが一つあります。それは、初めの3回と後の3回の大きな違いです。  私は中1の時のオープンデイから、中2、中3、高1、高2、そして高3と行ってきました。初めの3回、つまり中学の頃のオープンデイでは、オープンデイに"参加している"という気持ち…
川畠成道氏のワークショップ体験記:40周年記念コンサートでヴァイオリン演奏をする生徒の手記

川畠成道氏のワークショップ体験記:40周年記念コンサートでヴァイオリン演奏をする生徒の手記

10月25日、世界的ヴァイオリニストの川畠成道氏が来校し、コンサートが催されました。私はその日、放課後に約30分弱レッスンを受けるチャンスを頂きました。世界で活躍するプロフェッショナルを前にして、初めは緊張したものの、折角の好機を無駄には出来ません。短い時間で、出来る限りたくさんのことを吸収しようと…
「雨にも負けず風にも負けず」:泣き笑いを共にする仲間との時間、立教生活最後のOPENDAYを終えて。

「雨にも負けず風にも負けず」:泣き笑いを共にする仲間との時間、立教生活最後のOPENDAYを終えて。

 高校3年生として立教英国での最後のオープンデイ。当日の二日前から参加した私達は、限られた時間の中で精一杯のおもてなしを計画した。各教室、テントのデコレーションからキッチンお手伝い用のエプロンまで、9人分のエプロンを半日で作り上げることができたのは、クラスの団結力としか考えられない。  そして…
ケンブリッジでの美しい晩祷体験

ケンブリッジでの美しい晩祷体験

澄み渡った青空の下、わたしは荘厳なゴジック建築に出会った。 伝統的な建物の多い英国の例に漏れず、なかなかに魅力的なCambridgeの街。その中でも一際目を引いたのは、King's collegeの壮大な構えであった。たとえ周りの建物が風雨にさらされ歴史に埋もれたとしても、ここだけは世の終わりまで…
川畠成道さんのコンサートを通して

川畠成道さんのコンサートを通して

 先日、川畠成道さんというバイオリニストのコンサートがあった。彼は幼少時より視力障害を患い、目がほとんど視えなくなってしまった。その時、私達の想像を絶する苦しみが彼にあっただろう。しかしコンサートでの演奏からも、彼自身からも苦しみや悲しみといったものは伝わってこなかった。それどころか彼からは、自信と…
ラスト・オックスフォード「Oxfordは僕にたくさんの思い出をくれた。たくさん英語を教えてくれた。」

ラスト・オックスフォード「Oxfordは僕にたくさんの思い出をくれた。たくさん英語を教えてくれた。」

 10月10日水曜日、僕たちはオックスフォードにアウティングに出かけた。しかし、僕はもともとオックスフォードに住んでいるから、ほとんど案内役であった。けれども、父の帰国が決まり、この冬からは家族で日本に帰ることになった。だから、このアウティングが僕にとって、ラスト・オックスフォードだった。いざラ…
それでも大好きな「霧の町」ロンドン

それでも大好きな「霧の町」ロンドン

 霧の町ロンドン。どこか幻想的な雰囲気を漂わすフレーズではあるものの、5年間何度も行ってしまうと現実の世界を受け止めざるをえない。イギリスの経済、政治の中心地であり、繁華街が集中するロンドンでは、18世紀半ば頃、つまり産業革命を起源に工業が発達するにつれて世界の貿易、金融の中心地として繁栄してきた。…
「興味心」が存分にうずいたケンブリッジの博物館

「興味心」が存分にうずいたケンブリッジの博物館

 アウティングに行く前、僕はケンブリッジについて何も知らなかった。せいぜい知っていることといえば世界の一位、二位を争う名門大学であるということぐらいだった。でもケンブリッジを知るにつれて、一つの興味深いことを知った。それは「進化論」や「種の起源」で有名なダーウィンがケンブリッジ大学出身だということ、…
長閑で古風な大学都市ケンブリッジの町を歩いて見つけた3つの刺激

長閑で古風な大学都市ケンブリッジの町を歩いて見つけた3つの刺激

騒がしいバスに2時間以上揺られて着いたのは長閑で古風な大学都市ケンブリッジだった。 英国の誇るべき「ケンブリッジ大学」は一体どれほど豪華なのだろう、と思っていたところ、31の「学寮(College)」の集合がいわゆる「ケンブリッジ大学」だったので、少し切なかった。堂々と構えていて欲しかった....…