校長挨拶

立教英国学院 校長 岡野 透

立教英国学院 校長

岡野 透

本校がここ南英サセックス、パリングスハーストの丘にその礎を定めて、半世紀という節目を迎えようとしています。

本校創設者初代校長縣康先生は、日英の懸け橋として本校が果たす役割を明確に提示し、広く世界のために尽くすことのできる生徒の育成を本校の目標としました。

本校の根幹は、キリスト教に基づき他者を思いやることのできる人間の育成にあり、毎日の礼拝で寮生活が始まります。

日本の国際化の必要性が叫ばれる中、本校の国際教育とは、食事の席、友人と過ごす寮の生活、机を並べて勉強する教室など、あらゆる日常生活の中で、常に隣にいる友を思いやる精神の育成です。

その実践を学校内のみならず、近隣の英国地域社会の中でも行って参ります。

この半世紀の間、本校は英国のコミュニティの中にあることを大切にし、多くの英国人の方々のサポートによって、成り立ってきました。

近隣の学校、地域社会との結び付きを更に発展させ、英国人と共に世界市民として、世界のために働くことのできる生徒の育成が私の願いです。