生きる。そして、つなぐ。

生きる。そして、つなぐ。

あの日もこんな朝だったのだろうか。 晴れ渡る空の下、そこは静けさに包まれていた。 今年の八月六日の広島。「70年は草木も生えない」と言われながら復興を遂げた街に、平和な世界を願う老若男女、すべての人々の祈りが広がった。 あの閃光、惨状は70年経った今でも体験した人々の中に深く刻み込まれ…
第二の故郷

第二の故郷

今回は今、自分が住んでいるオランダについて説明しようと思う。 Nederland「低地の国」 これがオランダ語でのオランダ国名だ。英語では、Netherlandになる。 「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」 と言われるように、海岸沿いに広がる湿地を干拓することにょり、土地…
最後のアウティング

最後のアウティング

ついに最後となったアウティング。どこに何があるのか全く分からなくて、集合場所から百メートル程の距離しか動かなかった中学3年のときのアウティング。それに比べて、紅茶はここ、服はあっち、ご飯はここが美味しくて、お土産はそこ、とすっかり慣れきった高校3年のアウティング。もう二度とここには来ない、そう思うと…
ロンドン・アイ

ロンドン・アイ

最後の1年。最後の学期。最後の高校の思い出。こうして私の4年間の立教生活は幕を閉じようとしている。その中でも欠かせないイベント、高校3年生が毎年行っているロンドンアウティング。ついに私にもその時期がやって来た。早いようで長かった。長いようで早かった。 私は未だに覚えている。私がこの学校に入って…
ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「結果の見えない実験の楽しさ」

ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「結果の見えない実験の楽しさ」

「はい。これから1分間、近くの人とこれについて話して。」 その時、私は、ここからワークショップは始まっているんだと実感した。 ケンブリッジ大学にコーチで到着して少しした後、私達は大きなホールに召集された。その席は、自由だったが、余り同じ学校同士の子で座ったり固まったりはしてなかった。それがま…
アウティングに行って

アウティングに行って

私は今回のアウティングでザ・メイキング・オブ・ハリーポッターとブルーウォーターに行きました。 私は立教英国学院に来てから「ハリーポッター」を読み始め、同時にそのスタジオにも興味が出ていました。特にハリーの魔法の杖は絶対に欲しいと思っていました。 館内は、魔法を体感できる様々な仕掛けが施されていて…
人気の秘密

人気の秘密

昨日は、待ちに待ったアウティングだった。ザ・メイキング・オブ・ハリーポッターとブルーウォーターというショッピングモールの二つの場所を訪れたが、どちらも初めてで新鮮な気持ちで楽しめた。 特に面白かったのは、あまり期待していなかったハリーポッターだ。私はハリーポッターの小説を読んだことがなく、映画を見…
ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「イギリスの高校生との寮生活」

ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「イギリスの高校生との寮生活」

短い期間だったが、はっきり言って忙しくて大変だった。立教に集まったのは、京都でのサイエンス・ワークショップに参加するイギリスの高校生たちだった。初めて日本に行く人が多かった。そのため私達は、参加する人達が立教に来るまでに、京都についてのしおりや、礼儀作法などのプレゼンを作った。 そこまでは、当…
夏休み~ロンドンでバレエ公演を観て~

夏休み~ロンドンでバレエ公演を観て~

私は夏休みをイギリスで過ごしました。そして、毎日バレエスクールに通いました。バレエスクールではイギリス人の方が話しかけてくれるので、とても勉強になりました。また、日本人の方と会うこともできました。観劇もたくさんしました。観劇した中で最も印象に残っているコンサートについて書きます。 バレリーナの…
いつもと違う夏休み

いつもと違う夏休み

 携帯の着信音が流れた。この音はメールだ。ってことは・・・やっぱりそうだ。私の予想は大当たり。メールの送り主はエリンだった。  エリンは、Wolverhampton Schoolに通う私と同じ今年16歳のペンフレンド。メールフレンドと言った方が適切かもしれないが。1学期、私のECの先生であるM…