ミレースクール交換留学体験記「気づけば英語なんて怖くない、口は勝手に動いていた」

ミレースクール交換留学体験記「気づけば英語なんて怖くない、口は勝手に動いていた」 ミレースクール交換留学体験記「気づけば英語なんて怖くない、口は勝手に動いていた」
後10分・・・。後5分・・・。もう少しでエミリーが来る。
進んでいく時計の針を見ていると、どんどん心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる。
私は今回、ミレー・立教交換留学プログラムに参加した。1年前から決めていたから決断に躊躇はなかった。
昨年、このプログラムに参加していた先輩たちを見ていると全員英語が話せるわけではないのに、とても楽しそうに話し、最後はみんな泣いてお別れをしていた。
私はどうしても英語が話せない、ということでつまずいてしまっていたが、先輩たちはそんな事関係ない、という感じで、それを見ているとそんな事でつまずいていないで、とにかくやってみよう、と思えた。
そして迎えた交換留学の1週間。エミリーと私はカチカチの挨拶を交わして始まった1週間だったが、最後はその挨拶が信じられないほど笑いあって話していた。
伝わらないときもあったけど、それはみんな同じ。笑って頑張っていたらどうにかなる。それが次の会話に生かされて私の英語に対する気持ちはたったの1週間で驚くほど変わった。気づけば英語なんて怖くない。それどころか、伝わった時の達成感が嬉しくて沢山の話をした。
また、私たちが英語を学ばせてもらう一方で、彼女たちは最後の日にあるプレゼンテーションを全部日本語でしたいと言った。10分間のプレゼンテーションを全部日本語というのは驚いたが、彼女たちが日本語や日本文化に興味を持っている事がなぜかすごく嬉しく感じた。
この1週間、とっても長くとっても短く感じた。行事も沢山あったし、毎日のスケジュールも本当にハードだったけれど、本当に楽しく、こんなに濃い1週間を過ごしたのは初めてだと思う。
そして、そんな1週間を一緒にすごしてくれたエミリーは私の英語を一生懸命に聞いてくれて、彼女とは進路の話やお互いの悩みも話し合った。自分でもよくこんな会話ができるな、と不思議なぐらいだったが、気づけば私の口は勝手に動いていた。
この1週間、沢山の経験や勉強をさせてもらったが、私たちも彼女たちの日本語などをサポートできていたら嬉しい。
本当に楽しく濃い1週間をありがとう。
3月にまた会えるのが楽しみで待ちきれない。
(高等部1年生 女子)