初めてのホームステイ

初めてのホームステイ

今日は待ちに待ったホームステイだ。どこに外出しようか、何をして遊ぼうか、などと想像していた。自分の英語力には自信がなかった。でも、ECの授業では先生ともなんとか通じ合えているし、大丈夫だろうと思っていた。そして、車が迎えに来るのを今か今かと待ち望んでいた。やっと迎えが到着し、テンション高めで車に乗り込んだ。すると、妙に緊張感が湧いてきた。ホストファミリーの言っている事が理解できず、どのように反応すればいいか分からなかった。この時、これからの生活が思いやられた。ちなみに、僕のホストファミリーは警察官のお父さんと、その奥さんと、三歳の娘で、とっても温かい家庭だった。

ホストファミリーの家に着くと、他人の家に泊まることが初めての僕にとっては、とても不思議な感覚がした。そんなこんなといろいろ困惑していたら、眠りについてしまった。

次の日からはだんだんとホストファミリーとのコミュニケーションが増えていった。特にお父さんはたくさんアクティビティーに誘ってくれて、楽しかった。夜、映画を観たり、のんびり散歩したり、海に行ったり、また映画を観たりした。お父さんとのアクティビティーは、本当にこのホームステイを豊かなものにしてくれた。海に行ったときには僕がなくし物をしてしまい、忙しいのにもかかわらず、後日一緒にわざわざ捜しに行ってくれた。

お母さんはとにかく優しくて、すごく気を配ってくれた。お腹は空いていないか、どこか行きたい場所はないか、掃除を手伝おうかなどとたくさん気を配ってくれた。こんなにしていただいて、本当にうれしかった。僕も将来このような人を目指していきたいと思った。

そして、娘のイジ-ちゃんはとにかく可愛らしかった。何に関しても好奇心旺盛で、自分にもあんな時期があったのかと思うと、不思議だった。今はこんなに幼いイジ-ちゃんの成長した姿を見てみたいと思った。

今回、ホームステイしたことは本当に良かったと思う。初めてのホームステイにもかかわらず、みんな優しくしてくれた。一緒にホームステイをした子や、ホストファミリー、先生方みんなだ。そんな環境であったからこそ、たくさん身についたものがあると思う。この良い経験を活かして、これからも努力していきたい。

(中学部2年生 男子)