高等部1年アウティング作文(ケンブリッジ大学)(その10)

高等部1年アウティング作文(ケンブリッジ大学)(その10)

 私の立教生活最初のアウティングの行き先はケンブリッジでした。私はケンブリッジに行ったことが一度もなかったので、この日をとても楽しみにしていました。

私のケンブリッジの第一印象は、イギリスらしい、でした。古いけれども美しい建物が立ち並び、川岸には柳が植えられていて、少し肌寒かったです。キャンパス内ではたくさんの学生が行き交っていて、そのほとんどはもちろんイギリス人でしたが、アジア系、アフリカ系など、ヨーロッパ以外の国の学生もたくさん見かけました。英語を母語としない人もたくさん勉強して入学したんだろうなと思い、私も見習いたいと思いました。

 ひろこさんのお話を聞く中で、初めて知ることがたくさんありました。特に、男女平等が重視される現在でも、共学であることを理由に入学を諦める女子生徒のために女子校が残されていることには驚きました。ケンブリッジ大学が世界中の学生のことを考えていることを実感しました。また、平等を実現することの難しさを知りました。

 アウティングの中では、クリームティーも印象に残っています。天気が良くて、部屋から見える景色がとても綺麗でした。予想よりもスコーンが大きくて驚きましたが、とても美味しかったです。機会があれば、また食べたいです。

 昼食と夕食は学校外で取りましたが、食事を購入するときにイギリス人の店員さんに自分の言ったことが伝わったので、英語力の成長を感じ、嬉しかったです。ECの授業をもっと頑張ろうと思える出来事でした。食事はもちろん美味しかったです。

一学期の時には中止になるのではないかと思っていたアウティングですが、無事に行われて本当に良かったです。たくさん勉強になったし、何より楽しかったです。新型コロナウイルス感染症の拡大がはやく終息して、来年もアウティングができることを願っています。

(高等部1年 女子)