学期末に表彰された読書感想文をご紹介します。〈その1:「想像」〉

学期末に表彰された読書感想文をご紹介します。〈その1:「想像」〉

「想像」  小学生の時、学校の先生から「題名は、読む人が読みたくなるように付けましょう」と教わりました。それを聞いてから、自分で書く作文の題名にも気をつけています。本を読む時にも、とても題名が気になります。  本の題名「神様」から、人間と神様が、仲良くなる物語が書かれている本だと思いまし…
「温故知新を実感したアウティング」

「温故知新を実感したアウティング」

 今回のアウティングで私達中学三年はカンタベリーとブルーウォーターに行きました。  正直私はカンタベリーについて全く知らなかったので、楽しめるかどうか少し不安でした。もちろんカンタベリーと言えば大聖堂で有名な場所です。私達はまずそこへ向かいました。中に入ると思ったほど見物客は居ませんでした。それも…
小学生・中1 2学期の社会フィールドワーク〜WEALD & DOWNLAND OPEN AIR MUSEUMでチューダー朝のケーキを作る〜

小学生・中1 2学期の社会フィールドワーク〜WEALD & DOWNLAND OPEN AIR MUSEUMでチューダー朝のケーキを作る〜

今学期小学生と中学1年生は、Weald and Downland Open Air Museumで社会科の学習を行いました。ここには17〜19世紀ごろのカントリーサイドの建物が移築され、ちょっとした村になっています。ひとことで言うと、野外農業博物館、でしょうか。建物だけでなく、羊・馬・ロバが飼わ…
二学期アウティング:「この町はアンモナイトを愛しているように感じられました。」

二学期アウティング:「この町はアンモナイトを愛しているように感じられました。」

 僕は、二学期のアウティングで、ライムリージスに行きました。ライムリージスは世界遺産のひとつで、ジュラシック海岸の中央あたりに位置する港町です。  ライムリージスのがけから中生代の一億八千万年間に地球に存在した生物の化石が多く発見されています。特にメアリー・アニングという人が見つけた魚竜と首長竜の…
ひとりひとりの『捨てない生活』

ひとりひとりの『捨てない生活』

 今年の夏も、シャプラニール主催の中高生国際フォーラムに参加した。今回は三回目。私は団体訪問で「ハンガー・フリー・ワールド(HFM)」を選んだ。自分の住む世界である日本もイギリスも言うならば「飢餓」とは無縁な環境にあるからだ。  今回のフォーラムで私の頭の中に強く残った言葉がある。それは「もっ…
「夏休みの思い出」

「夏休みの思い出」

 ぼくは、今年も茨城に行って来ました。東京から車で約三時間の茨城県の県庁所在地、水戸市の北にある常陸大宮市という山や水田、畑ばかりの田舎町です。ぼくのおばあちゃんの生まれ故郷です。なぜぼくが毎年おばあちゃんが生まれた故郷に行くかというと、ぼくには、そういう『田舎』がないからです。だから、毎年お盆の時…
「日本の心臓」

「日本の心臓」

 日本には今、約180万社の株式会社がある。私達が知っている会社はほとんどが株式会社だろう。でも株式会社とはいったい何をしているのだろう。その謎を解くために、私は「金融体験ツアー」に参加した。  まず、東証アローズ(東京証券取引所)を見学した。ちなみに東証アローズという会社も株式会社の一つであ…
「千尋が迷い込んだ世界」〜九份、台湾

「千尋が迷い込んだ世界」〜九份、台湾

 奇妙な臭いの中、人混みにまぎれて汗をかきながら屋台の続く道を必死に歩いた。周りの人たちが何をしゃべっているのかも分からない。そこにいた私と母は、本当に『千と千尋の神隠し』に出てくる主人公・千尋が迷い込んだ世界にいるかのようだった。宮崎駿さんもこの場所から、あのミステリアスな世界を創り上げたというが…
「日々の大切さ」

「日々の大切さ」

 私はふと思うことがある。それは「幸せ者だな。」ということである。まず第一に今こうしていたって普通の生活をそれが普通であるかのように過ごしていることである。私は幼い頃からガールズスカウトという団体に入り、世界の貧しい国の子どもたちのために募金活動をしたり、自分の使わなくなった文房具などを寄付したりす…
「処刑された人たち」ロンドン・アウティングより

「処刑された人たち」ロンドン・アウティングより

 入った瞬間に建物に囲まれた塔、ロンドン塔は私にとって、とても印象に残った場所でした。その中で私が気になった人物はレディ・ジェイン・グレイです。彼女は九日間だけイギリスの女王でした。なので、彼女は日本や他の国ではあまり知られていません。  レディ・ジェイン・グレイはとても偉い女の人で、彼女は十六歳…