空から見る巨大なキャンパス

空から見る巨大なキャンパス

 天空から見下ろすブライトンの町並みはとても綺麗であった。昔の趣を残して均一に並んでいる茶色の建物たちや、その中に差し色のようにゆったりと動く赤色の二階建てのバス。そして、その町並みの向こう側には太陽に照らされている海。
地上から見たときはカラフルな看板や何語かわからない名前の店などが目立っていてとても現実的だと思っていた風景も、遠くから見てみればそれらも霞んで見え、きれいな部分がより強調されるなと思った。

 さて、お昼ごろになると、私達中3一行はおしゃれなカフェでアフタヌーンティを食べにいった。どうやら、紅茶が少しばかり苦いのは過剰に甘いお菓子を食べた後の甘ったるい口の中を和らげるためにあるらしい。実際に、アフタヌーンティーセットで出されたお菓子を食べた後、その甘ったるさに耐えかねて紅茶を飲んでみたところ、口内の甘ったるさが紅茶によって和らいだのだ。このような発見をすると、イギリス人が好んで紅茶を飲むのはこのためでもあるのか!というような自分なりの解釈が浮かんできた。
旅行の中で見つける小さな発見、気づきなどが時には大きな物事に行き着くきっかけにもなりうるのだということを私は今回のブライトンでのアウティングで知り、そして実感することができた。

 これからのアウティングでも、小さな発見を沢山していきたいと思う。
(中学部3年生 女子)