ケンブリッジ研修 生徒手記 「様々な面からケンブリッジ大学を体験」

ケンブリッジ研修 生徒手記 「様々な面からケンブリッジ大学を体験」

私は、イギリスの中でも一流の大学と呼ばれるケンブリッジにとても興味があるため、この研修に応募しました。そして、この研修で、ケンブリッジについて初めて知ったことがたくさんありました。

例えば、ケンブリッジは31のコレッジによってできていること、大学と大学院によって、イギリス人の生徒数とその他の国の生徒数の割合が異なることや、創立当初は男子のみしか入れなかったことなどです。

この研修では、それ以外にも、様々な面からケンブリッジ大学を体験することが出来ました。ケンブリッジ大学にあるたくさんのコレッジを、歩いて見て回ったりしたこともそうですが、やはり、一番ケンブリッジを体験できたのは、マリーエドワーズコレッジに1週間滞在して、そこで学生と同じ生活が出来たことです。何といっても、ケンブリッジの中で過ごしてその環境を味わえたことが、ここで体験した一番重要なことでした。

中でも印象的だったのは、ケム川でのパンティングです。ケンブリッジ周辺を小船でゆったりと回れたうえに、ケンブリッジの街にある様々なコレッジを川から見ることが出来ました。パンティングは初めてだったので、とてもよい経験となりました。

勿論、遊びだけではなく勉学にも励みました。コレッジの1部屋を使い、英語を使った授業を4日間にわたって受けることが出来ました。そこで、イギリスの食文化、1年間それぞれの季節によって行われる行事や歴史について学ぶことが出来ました。その歴史とは具体的に、スコット隊とアムンセン隊の南極点到達までのレースです。そして、その間にスコット隊に起きた悲劇やその要因について博物館に行って調べ、その後はプレゼンテーションも行いました。

もう1つは、フィッツウィリアム美術館で、ローマ帝国とイギリスとの関係について、特に皇帝ハドリアヌスについて調べ、こちらも同じくプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションを作るのには、夜の時間など出来るだけフルに使ったため、努力した甲斐のあるものとなりました。

勉強の後は息抜きのついでに街に出て、買い物をしたり、お茶をしたりしました。夕食までのこの時間は私にとってよい休憩時間となりました。授業数が少ないとはいえ、プレゼンテーションの準備をしたり日記をつけたりしていると案外時間が早く感じられます。そんな私たちにとって、街へ出かけたこともまた一つの楽しい思い出となりました。
このように、私は今回のケンブリッジ研修でさまざまな経験を得ることが出来ました。このような体験が容易に出来るのは、このイギリスという地にいるからこそで、改めてケンブリッジ大学だけでなく、この立教英国学院の良さや素晴らしさも実感することが出来ました。

夏休みは、ロイヤルグラマースクールへ短期留学にいくことが出来るため、是非その短期留学も今回の研修で得た経験を生かして、自分にとってよい経験にしたいと思います。

(高等部2年生 男子)