高等部1年アウティング作文(ケンブリッジ大学)(その8)

高等部1年アウティング作文(ケンブリッジ大学)(その8)

 アウティングは10月1日。そう先生から言われて時の流れの早さに驚くとともに、立教生活始めてのアウティングはどんなものかなととても楽しみにしていた。しかしあいにく降水確率は100%。一番楽しみであったパンティングができるかどうか心配であった。

 アウティング当日。朝起きると、こんなのは初めてというくらいの大雨と雷で朝食では後輩と顔をしかめ合ったけれど、朝食が終わりみんなで私服選びなどをしているうちにアウティングだという実感が湧いてきて雨など関係なくワクワクしてきた。

 バスで3時間弱揺られた後は、パーキングエリアに止まり、初めての現金遣いに正直緊張していた。しかし友達と一緒だったので勇気を持って注文ができたし、また、一番嬉しかったのは自分が言ったことがきちんと伝わって店員さんも私に笑顔を見せてくれたことだ。

 スターバックスで昼食を楽しんだ後、次に向かったのはウォーキングツアーだった。イギリスらしい町並みをひろこさんのガイドによってイギリスの大学についての小ネタやすごくいい思い出になった。そして一番楽しみにしていたパンティングへ向かった。嬉しいことにパンティングの時間は大雨が降ることもなく度々きれいな空も垣間見えたので、カム川とボートとポストカードの表紙ともなっている風情ある建物とでお気に入りの一枚を収穫することもでき、ゆったりとした時間を過ごせたのであった。

 その後も引き続きバスに乗り、今度はティーガーデンへ向かった。今まで食べたことのないような大きなスコーンと素敵な空間に身が引き締まりつつもスコーンの食べ方をマスターできたいい機会だったと思う。

 今回はあまり自由時間がなくて買い物などができなかったけれど、学校とはまた違った新鮮な景色ですごく刺激的なアウティングだった。次のアウティングではもっと楽しみたい。

(高等部1年 女子)