IIBCエッセイコンテスト ライティングワークショップ(東京)

IIBCエッセイコンテスト ライティングワークショップ(東京)

ハーフターム中の自主参加課題として30名ほどの生徒が英文エッセイに挑戦しました。その生徒たちの中から、自分の英語力、文章力を更に伸ばしたいという生徒たちがエッセイライティングワークショップに参加してきました。

今回は7月22日に行われた東京ワークショップに参加した高等部3年生の感想を掲載します。

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IIBC エッセイコンテスト ライティングワークショップに参加して

7月22日にIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が主催するエッセイライティングワークショップに参加しました。IIBCでは、毎年英語が母国語ではない中高生を対象としてエッセイコンテストを実施しています。東京で開催された今回のワークショップは、コンテストへの参加を予定している高校生が、英文エッセイの書き方を学ぶというものでした。私は、エッセイを書くにあたって重要なルールやコツを習得したいという理由から参加することに決めました。

午前中はそれぞれの自己紹介から始まって、エッセイライティングの基本を学びました。実際に例文のエッセイを使って問題を解きながら、構成の仕方や各パラグラフの役割などを確認しました。

毎回二人一組になり英語で話し合う時間が設けられ、その後全体での答え合わせがありました。言葉が詰まってしまうこともあって最初は少し苦戦しました。しかし、お互いに言葉を補い合いながら話すうちに、意見交換がどんどん活発なものとなりました。ここで、ひとつ大きな気付きがありました。説得力のあるわかりやすい英文を書くには、このペアディスカッションの時のように相手に自分の考えを順序立てて伝える力をつける必要があるということです。同時に、説明することへの苦手意識をなくすために努力をしなければいけないと感じました。

午後はさらに細かくエッセイをみていきました。日本語にはない決まりや、実際にライティングで使える表現などを学びました。講師の先生方からのレクチャーでは積極的に手を挙げて発言し、午前中に見つけた自分の課題の解消に努めました。また、その日学んだことについてのミニゲームで勝ち残ることもできました。ワークショップの後半には、実際に自分が書いたエッセイを添削していただきました。説明不足や不明瞭な部分についてご指摘をいただき、 「論理的に伝える力」が足りていないことを痛感しました。

朝10時から16時半までぎっしり詰まったスケジュールで、あっという間の1日でした。新型コロナウイルスの感染予防のため参加者15人全員で向き合って話すことはできませんでしたが、穏やかな雰囲気の中リラックスして参加することができました。先生方も優しく接してくださり、わからないところはどんどん質問できたのもよかったです。自分の弱みに気がついたことで学びがさらに深まり、達成感のある有意義なワークショップとなりました。