立教生の声
立教生が寮生活や勉強、日常での出来事など、英国での様々な活動を綴っていきます。日々、成長する生徒の心の内を垣間見れる貴重な記録です。
合唱コンクール:「正直中3がここまでまとまっているところを見たことがない」
「時の旅人」、初めて聞いた曲だった。一週間遅れで学校に帰ってきた僕は、皆の練習に対する真剣さに驚いた。全員が声を出し、意見を出し合い、正直中3がここまでまとまっているところを見たことがない、と言って良いほどだった。そんな光景を見せられて、歌えないなんて言う者はいないだろう。僕も歌詞を覚えようと必…
皆で楽しく歌えたという達成感が得られた、初めての「合唱コンクール」
合唱コンクールという行事は日本の中学校に通ったことのない僕にとって、初めての経験だった。しかし、それはこの立教英国学院においても同じだった。合唱コンクールはこの学校で今年から始まった行事なのだ。 中3の自分達が歌う曲は「時の旅人」だ。どの曲を歌うかを知らなかった僕にとって、3学期が始まってから…
「バドミントンも英語もレベルを上げよう!そう思えた試合」
中学校時代の感覚が戻ってきたような大会だった。久しぶりで、ずいぶん鈍っていたけれど、いつもより何倍も楽しい時間だった。 さて、今回の一番の思い出、シングルセミファイナル。これまでの相手はだいたい同じ手を使って勝ってきた。だが彼は違った。球は嫌なほどに自分に返ってくる。それだけでなく、取ることが…
中学部アウティング作文:「ロンドン」
3学期のアウティングは、ロンドンの街中に行けるということで、私はずっと楽しみにしていた。ピカデリーサーカスに行けると聞いたからだ。実は今回のアウティングは、三越やジャパンセンターに一番期待していたのだ。けれど、ロンドンにはもっと思い出の残るような、ロンドンでしか見られないものがあった。 グ…
中学部アウティング作文:「その発想はなかった。」
人間、やろうと思えば案外何でもできるのかもしれない。ヒトラーがドイツという国をまとめ上げたように。人類が核兵器を開発したように。でもこんな黒い例ばかりではなく、テレビとかパソコンとかは今や全世界で使われている発明だし、人間は良いことも悪いこともできるのかもしれない。でも、彼らを見た時にこう思った。…
短期留学手記「別れる日の朝はペアの子の顔を見ただけで涙が出て来てしまいました。」
私は今回、立教英国学院とミレースクールで行われた第1回目の交換留学に参加しました。 今回の交換留学では ミレースクールの子たちが立教に来て、1週間共に生活しました。 平日には、私たちが普段受けている授業を一緒に受けました。GCSEでは分からないところを教えてもらったりしました。日本語で受ける…
「勝敗よりもクラスが一つになった喜びを感じ、涙した合唱コンクール」
おそらく一番最初に練習を始めたのは、高等部一年二組だろう。でも私はあまり乗り気ではなかった。中学三年間、合唱コンクールをやってきた。毎年、大きなホールを貸し切って、優勝したクラスにはトロフィーが贈られるというとても大きなイベントだった。生徒たちは、七月の本番に向けて、五月の終わりにはもう歌の練習を…


