立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

「目標」


 「来年のパーカーどんなのにする?」
 ドミトリーや教室でこんな話題が多く飛び交った。こんな言葉を聞いても来年自分が最上級生だという意識は持てなかった。
 中1からいる私にとって大キャプテンはすごく頼れる存在で、自分たちはその人たちに引っ張られている感じだった。そんな素晴らしい存在に、自分が、また同学年が来年なるなんて想像もつかなかった。けれども同学年の体育委員などが全校を仕切っているところを見て、私も後輩からみて頼れる存在なのかなと思った。「高校2年生」という意識を十分に感じた球技大会。来年は頼れる存在がいないと思うと、涙が出そうだった。

 高2といえば部長や生徒会などで学校を引っ張る。私たちがどう過ごすかで、後輩の礼儀の良さなどが決まる。私は中学生の頃、こんな先輩になりたいという憧れがあった。今度は自分がそう思われなければならない立場だ。私たちが先輩を見ていたのと同じように、後輩も私たちを見ている。見られているという意識を持つ、これが先輩と後輩との違いだろう。

 高2になって改めて先輩の大変さ、大切さを知った。そしてかつて私が憧れた先輩になりたいと思う。礼儀、マナー、厳しさの内にある優しい心。これは、上下関係が厳しくないこの学校で、とても大切なことだ。私は長い間この学校にいて感じたことがある。それは一番良い先輩は、マナーや礼儀に厳しい先輩であるということだ。後輩のことを思っての行動だからである。これが厳しさの内にある優しさだと私は思う。その時は「嫌な先輩」「めんどくさい先輩」と思われるかもしれない。けれど後から考えてみれば良い先輩だと思う。しかし、今はそんな先輩が少ないように思う。だからこそ私たちがそんな先輩になり、後輩たちもそれを引き継いでくれたら、立教はもっと良くなる。「よりよい学校生活」、これはきっと生徒会選挙で立候補者のいう「公約」という手を使うのが良いのかもしれない。しかし私は、まずは自分たち一人ひとりが少し変わることも一つの手だと思っている。伝統を残しつつ、学校をbetterにする。これが私の高2、高3の目標だ。

 (高等部2年生 女子)

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