立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

私≠悪魔


小学校6年間の運動会と中学高校の球技大会で私は団体で一度も勝ったことがなかった。個人競技で勝ったことはあったが、私は人生で一度でいいから団体で勝ちたかった。全体で喜びを分かちあってみたかった。

今まで私は人に、
「私は人生でスポーツ大会で一度も団体で勝ったことないんだよね。」
と言えなかった。絶対それを聞いたらみんなが嫌がったり、チームの人がやる気を落とすと思ったからだ。しかし今年は違った。自分のチームである水色の女子の代表キャプテンに打ち明けた。そのとき彼女から出た言葉は意外だった。それは、
「マジか。でも今年は勝つよ。大丈夫。」
だった。私はこの言葉がすごく嬉しかった。だから何が何でも絶対勝ちたいと思った。私は彼女に、「団体競技は得点高いよ。特に綱引き。今まで見てきて綱引きに勝って総合で負けたチーム見たことないし、同点はあっても負ける事はなかった。」と助言した。彼女は私の意見を聞いてくれたのか、元々そうするつもりだったのか分からないが、団体競技に全力を出した。綱引きの順番を紙にコピーして考えたり、綱引きの勝ち方をネットで探したりしていた。代表キャプテンのおかげで私たちは団体競技をすべて勝つことができた。

当日の2日前の夜、彼女は、
「毎年あったチームの旗、今年は無いんだ、ごめんね。」と高校3年の水色の女子に泣きながら謝った。私と友達はこんな姿を見て、居た堪らない気持ちになり2人で旗を作ろうと決心した。だが2人だと時間がかかるためもう4人呼んだ。そして前夜祭の時に彼女にサプライズをした。作ったメンバーで、「今度はうれし涙を流してもらおうね。」と話していた。彼女は私たちの期待以上に泣いて喜んでくれた。

今年の球技大会は私にとって特別だった。もちろん15年間も続いていた「私=悪魔」と言うジンクスがなくなったことも大きい。しかし私にとってはそれ以上にもっと特別なことがあった。それは自分の為だけに勝つのではなく、自分の大切な人のために勝つ努力をすることができたことだ。そして水色チームのメンバー全員の気持ちが一つになったから勝てたと思う。私たちがこの人たちを支えたい、ついていきたいと思える最高の代表キャプテンだったと私は思う。今回で球技大会は終わりだ。寂しい気持ちはあるが、こんな最高の球技大会で幕を閉じることができて本当にうれしい。本当にありがとう。

(高等部3年生 女子)
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