いつもと違った二ヶ月間

いつもと違った二ヶ月間

“ 蝉たちが騒々しく鳴き始める頃、私は久しぶりに日本を楽しむためによく町や森などの家の周辺を歩いていました。長い間海外にいたので家やマンションがびっしり建っている様子や駅周辺の商店街から新鮮さや懐かしさを感じました。その後、サウナのように蒸し暑い外から家に帰って飲む麦茶は格別でした。この一時は日本にいた中で一番楽しい時間でした。この体験を通して思ったことは海外と比べ、日本の夏の気候は異常に蒸し暑く、風景も建物が隙間なくあって開放感がそんなにないことを実感しました。こうしてみると、日本って結構変わった国だな、としんみり思いました。でもこれらの考えは僕が海外に出ていくつかの国を見てきたから出てくるものであり、もしずっと日本にいたらだいたいどの国も夏は蒸し暑いのが当たり前、これを常識と捉えていたかと思います。実際に過去の自分は蒸し暑くない夏を信じられませんでした。これらを踏まえて、私は海外に行くことは自身の見聞を強く深めてくれるものであると体感しました。

 話を戻すと、その後はよく図書館に通って、コーヒーを飲みながら本を読んでいました。とても有意義な時間でした。心が安らいで、自分の心のダマとか粗が削ぎ落とされ、磨かれるようでした。本を読むことがより大切であることをこの二ヶ月でより学びました。そして、時々、代謝を落とさないためにジムに通っていました。そこでとある出来事が起こりました。それはジムでロッカーに荷物を預けている頃、黒人が英語で「日本人ですか?」と話しかけてきたので、「はい」と答えると、嬉しそうに、「学生ですか?」「どこに住んでるの?」と立て続けに聞かれました。恐らく、僕の住んでいるところには米軍基地がある辺りらしく、海外の方たちがよく住んでいるようなのです。そして、他愛もない話を続けていると、彼はこう言いました。「沈黙だと海外の人達は少し恐怖を感じてしまうかもね。なぜなら、話すことは人と人の心を通わせる唯一の手段だからね。」ものすごい説得力でした。僕も彼に対して、「私も英語を学び続けますよ、世界中の人達ともっと話せるように。」と言って彼にサヨナラを告げました。この言葉は私の英語のモチベーションをより高めてくれました。これを基に自身の見聞をより深めるために英語をもっと学び続けることを決意しました。

(高等部1年男子)”