〜Collyer’s College 短期留学日記〜②

〜Collyer’s College  短期留学日記〜②

7月11日からの1週間、高校3年生1名、高校2年生6名がCollyer’s Collegeへ短期留学に行ってきました。
短い期間でしたが、とても多くの刺激を受け、学習のモチベーションが上がったみたいです。
以下、7回に分けて、生徒のレポートを掲載します。
日々の葛藤と成長をご覧ください。(2/7)

〜Collyer’s College 短期留学日記〜

11/7/2022
短期留学初日の今日は、3コマの授業がありました。記念すべき第1回目の授業はPhotographyでしたが、元からいる生徒たちはプレゼンテーションの準備を個人で進めていたため、私は写真の基礎を学ぶための本を読みました。特に印象に残ったのは、The Formal Elementsと呼ばれる6つの要素があるということです。これにはcolourやtextureなどが含まれていて、写真を撮る上でそれらがとても重要になってきます。目にした瞬間直感で「綺麗だな」と思える写真には実はこれらの要素がしっかり含まれていることがわかりました。今まで何気なく撮っていた写真も、一歩踏み込むと奥が深く、さらに詳しく学んでみたいと思えるほど面白かったです。

12/7/2022
今日は犯罪学の授業が昼食を挟んで2時間ありました。隣におとなしそうな女の子が座っていて、話しかけようとしたのですがあと一歩のところで勇気が出ず、最初の時間は何も話さずに終わってしまいました。昼食の間そのことを考えていると悔しさがどんどんこみ上げてきて、次の時間は絶対に話しかけようと決意して授業に向かいました。しかしいざ席についてみると、さっきの決意はどこへ行ったのか、話しかけるのを躊躇してしまい、もたもたしているうちに授業が始まってしまいました。授業の中盤でやっと話しかけることができ、少しだけですが話をすることができました。犯罪学の授業は今日が最後だったのでもっと早く話しかけていれば良かったなあと、少し悔しい気持ちはありますが、同年代の子と話ができて嬉しかったです。怖がらずに話しかけてみることが大切だなあと感じました。

13/7/2022
今日は心理学の授業がありました。内容は難しかったのですが、立教英国学院で学んだBiologyの授業で出てきた単語や、去年の現代社会で触れた内容と少し被っていたりして、昨日よりも理解できたのが嬉しかったです。異なる教科間で思いがけず知識が繋がったので、学んでおいて無駄なことはないんだなあと感じました。
他に私が感じたことは、大量の英語を聞いていても驚かなくなったことです。少し前の私なら、長時間速い英語を聞いているとパニックになっていましたが、ECやBiologyの授業のおかげで知らないうちに英語に慣れていたんだなと気づくことができました。

14/7/2022
今日は短期留学最後の写真の授業がありました。隣の席の子と話をして、連絡先を交換することができました。同年代のイギリス人と話したのが初めてだったので、この4日間で1番嬉しかったです。その後、昼食前に仲良くなったスリランカの女の子2人と立教生で近くのコンビニに昼食を買いに行きました。最終日に現地の子と仲良くなれて本当に良かったです。午後は立教生で近くのショッピングモールに行き、買い物をしました。3日目までは友だちができなくて落ち込んでいましたが、この日は最後に良い思い出ができたので、清々しい気持ちでショッピングを楽しめました。

短期留学を終えて
今回の私の目標は「友だちを作ること」でした。しかしこれは想像以上に難しいことでした。授業中はもちろんみんな授業を聞いているし、授業が終わった瞬間全員教室からいなくなります。じっとしていれば誰かが話しかけてくれるわけでもなく、「これは相当頑張らないと友だちが1人もできずに帰ることになるな」と初日に感じました。このプログラムに参加する前は、とりあえず周りの人にたくさん話しかけようと気楽に思っていたのですが、実際に現地校に行って、いざ話しかけようとすると自分でも驚くほど緊張しました。勇気を振り絞って何人かに話しかけましたが、言いたいことがなかなか伝わらなくて苦戦しました。それでも同世代の子と話したい、という気持ちが強かったので、知っている単語をつなぎ合わせてなんとか伝える努力をしました。話しかけてみるとどの子も優しく、ゆっくり喋ってくれて嬉しかったです。一方で話したかったのに話しかけることができなかった子もたくさんいて、悔しい思いも多かったです。しかしこれが英語学習のモチベーションに繋がって、改めて頑張ろうと思う良いきっかけになりました。

授業のスタイルや生徒の雰囲気なども日本とは違ってとても新鮮でした。印象に残っているのは、やはり生徒がみんな積極的だったことです。先生が問題を出し生徒に考えを聞くと、ほとんどの人が手を挙げていて圧倒されました。また挙手していなくても、先生が指名すると考え込まずに自分の意見を堂々と発言します。先生が話している途中でも「その言葉のニュアンスだとこうなると思うんですけど…」など質問や自分の意見を言っていて、すごいなと思いました。日本の学校ではなかなか見られない光景で興味深かったです。

4日間という非常に短い期間でしたがとても刺激的でいい経験になりました。たくさんの学びや気づき、成長を感じ、参加して良かったと心から思います。次にこのような機会があったとき、もっとたくさんの人とコミュニケーションをとって楽しめるように、さらに英語の勉強に力を入れたいと思います。