国語科:中学部1年生 「初めての漢文」故事成語を使って体験文!

国語科:中学部1年生 「初めての漢文」故事成語を使って体験文!
3学期、中学部1年の国語の授業で漢文の「矛盾」を取り扱いました。中学生になって初めての漢文でしたが、「矛盾」を始め、「蛇足」や「塞翁が馬」といった故事成語なら知っている、と前向きに授業に取り組んでくれた生徒たち。その総まとめとして、故事成語を使って体験文を書きました。各自の体験から故事成語にあてはまるようなものはないか探し、それを文章にするというものです。
初めは「何を書けばいいかわからない」と戸惑う生徒もいましたが、最後はきちんと完成させることができました。その一部をご紹介します。
☆ 覆水盆に返らず ☆
今週、私はダイエットをするためにブレイク中に出るクッキーを食べないと心に決めました。しかし、すぐに心が折れて食べてしまいました。しかも、一枚ではなくたくさん食べてしまったのです。せっかくそれまでは我慢していたのに、「覆水盆に返らず」です。
(中学部1年 女子)
☆ 呉越同舟 ☆
2013年3月8日、僕がまだ小6だった秋に小学校の球技大会がありました。僕はラグビーとバスケットボールを選び、ガッカリしました。なぜかというと、バスケットボールで僕と仲の悪い連中が同じチームだったからです。でも、小学生最後の球技大会。負けるわけには行きません。だから、一生懸命連携が取れるように練習し、その結果、優勝することができました。
これぞまさしく「呉越同舟」だ。
(中学部1年 男子)
☆ 塞翁が馬 ☆
僕が小学6年生のころ、冬休みに家族旅行に行くことになりました。それは、ずっと家族で楽しみにしていた旅行でした。しかし、僕がかぜをひいてしまい、旅行は中止になってしまいました。その時はとても残念だと思いました。
その後、家の人がニュースを見ていると、旅行するはずだった場所が嵐になっていたことがわかりました。旅行に行けなくて、逆にラッキーだったのです。まさに「塞翁が馬」でした。
(中学部1年 男子)