第79回漢字書き取りコンクールを行いました

第79回漢字書き取りコンクールを行いました

 毎年恒例の漢字コンクールが、今年度も開催されました。生徒たちはほぼ毎日、漢字の小テストに励んでおり、今回はその成果を試すことができる最初の機会です。テキストから出題される基本的な問題から「ウルトラC」という高難易度のものまで、小学部から高等部、教員までも一丸となって取り組んでいます。
 今年は、平成から令和に改元されたことや新天皇の即位が大きな話題となりました。そのため、「日本の元号」、「皇位継承に関するもの」がウルトラCのテーマとして発表されました。生徒たちは毎回、ウルトラCのテーマが発表されてから予想問題を考えます。ネットのニュースや新聞を読んでみたり、教科書や資料から探してみたりと自分たちなりに考え、対策をしていました。
 いざ本番となり生徒たちの様子を見てみると、日常生活でよく目にする漢字でも意外と書けないことに気づくようです。インターネットやスマートフォンが普及し、実際に手を使って文字を書く機会が減ってきています。このことを最も課題として感じている生徒が大多数ではないでしょうか。それでも一生懸命に勉強し、高得点をたたき出す生徒が多くいます。自分なりに目標をもって、楽しんで学んでいってほしいと思います。

 漢字コンクールは、ただ楽しむための行事ではなく、漢字には一字一字しっかりと意味があることやそれを考えながら書く力、実際に運用できる能力を身につけてほしいという思いがあり行なっている行事です。このような漢字や意味があったのかという新たな発見をすることで、少しでも漢字に興味を持ち、身につけてほしいと思っています。そして、更に表現の幅を広げてほしいと思います。今後の生徒たちの成長が楽しみです。