2018年夏の短期留学プログラムが、7月8日(月)からスタートしました。短期留学先は、次の3つ。いずれも立教英国学院のある地区の、まさに地元の学校です。
Royal Grammar School (in Guildford)
Forest School (in Horsham)
The College of Richard Collyer (Collyer’s) (in Horsham)
短期留学プログラムの様子を、留学生のコメントを中心にシリーズでお届けします。
◆ Forest Schoolより体験記 ◆
私は今日、Forest School に行きました。Forest School は男子校で、人数も多く、生徒たちはみんな賑やかで楽しそうでした。学校での授業は全て英語なので、日本人である私たちにとって難しく感じました。今日は理科の授業、数学の授業などがありました。授業を聞いていても分からない単語だらけで全然ついていけませんでした。パートナーの方が優しく教えてくれても、英語が聞き取れず、あまり上手くいきませんでした。けれど、理科の授業の時、Biologyで習った単語が出てほんの少し理解出来たのでよかったです。また、サッカーやテニスの話をパートナーと話すことが出来たので嬉しかったです。Forest School 一日目が終わり、自らのSpeaking力やListening力のなさを思い知りました。Forest School が終わる前に、少しでも英語力が上達するように努力したいと感じました。
(高2 男子)
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この一週間での体験に期待をする一方、全く違う文化を直に感じることに多少の恐れも感じていた。この一年間イギリスで生活をしているが、日本語が全く通じない環境にくることは初めてであった。
フォレストスクールに行ったことのある生徒から話を聞く限り、「バディ」と呼ばれる1週間学校での生活をともにする現地の生徒がいるらしいが僕にはこの「バディ」の存在がとても重要に感じられた。なんせ、一週間ずっと一緒に過ごすのである。もし彼と仲良くできなかったらこの一週間は辛い一週間になると覚悟していた。
やってきた当日、日差しが熱すぎるぐらいの快晴の中、一人じゃ抱えきれないぐらいの膨大な不安を携えて僕はフォレストにやってきた。僕の前に現れたのは肌の白い、ジンジャー色の髪をした、僕より1回り小さい青年であった。
彼は「ジェイコフ」という名前で、ユーモアに富んでいて、僕のバディであった。
一時限目は運が良いのか、「自習」という名目で二人で喋る時間を設けてもらった。そこで気がついたことが、なんと趣味が一致したというところであった。僕ら二人はスポーツに一切の興味がないため、逆にインドア系の趣味が一致したのである。それから僕らの間にあった厚すぎる壁は、言語の壁というとてつもなく分厚い壁は残るものの、少しずつ薄くなっていったような気がする。彼の近くにいると、嫌になるほど彼の友人が話しかけて来てくれる。
いきなりロシア国歌を歌いだす奴や自分の机に水を撒く奴がいて、男子校特有の良さと勢いがあって楽しい一週間になりそうだ。
(高2 男子)