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立教特派員レポート

東京の空


春休みにスカイツリーに行った。スカイツリーは日本一高い電波塔で、その高さはなんと634メートルもある。私は今まで東京に住んでいながら、そこを訪れたのは初めてだった。スカイツリーの完成からまだ数年しか経っていないが、そこは東京で一位、二位を争う観光地になっていたと感じる。展望台のチケットを買う行列は予想していたよりもはるかに長く、待ち時間は1時間ほどだった。

チケットを買い、いよいよ展望台へ向かった。展望台まではモダンなエレベーターに乗った。これが振動もなく数十秒で上まで着いてしまうのが驚きだ。展望台に着くと、そこには今までに見たことがない景色が広がっていた。車や人は蟻のように動き、東京の町はビルや住宅、工場でびっしりと埋まり、少しの隙間も許さないという、ゆとりがなく忙しい雰囲気が漂っていた。しかし、空を見ると、空は澄み渡り、どこまでも広がっていた。私はそれを見た時なんだかほっとした。

東京は時代を経て様々な形にせわしなく変化してきた。大火事や大空襲などで町が焼け野原になっても東京の町は幾度も再生を繰り返した。また時代に応じて人やモノも変化してきた。車、ファッション、電子機器はここ数十年で急速に発達し、人々に暮らしの豊かさをもたらした。そんな東京で唯一、変化していないのが空であると感じる。空だけが私たちの心のゆとりを許してくれている。そんな気がするのだ。しかし、近年は工場の煙や車の排気ガスで大気汚染が発生しているそうだ。

東京の澄んだ空が見られなくなったその時、私たちの心にはゆとりなどあるのだろうか。

(高等部3年生 女子)
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