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立教特派員レポート

イギリスとアルゼンチンに住んで気づいたこと ~世界の人々が仲良くなることを願って~




 みなさんは、「フォークランド紛争」という紛争を知っていますか。この紛争はイギリスとアルゼンチン間で行った三十年前の紛争です。日本に住んでいたら私も絶対に知らなかったと思います。しかし、学期中をイギリスで過ごし、休みになると家族の住むアルゼンチンに帰る私にとってこの紛争は他人事ではありません。

 こんな事がありました。昨年のホームステイ先で「どこに住んでいるの」と聞かれた私は、何も考えずに「アルゼンチンだよ。」と答えると、その場の空気が凍りつきました。その当時、あまり両国が仲がよくないとは知っていましたが、ここまでとは思わなかったのです。

 戦後六十年を経て生まれた私には「敵国」という感情がありません。しかし世界にはまだそういう感情が残っていて、国際社会で生きていく時にはきちんとした配慮が必要なのだと知りました。三十年経ちましたが、この紛争はまだ終わったとは言えません。イギリスのウィリアム王子はアルゼンチンで軍の任務をしているし、アルゼンチンの大統領はこの紛争を「現代の植民地問題だ」と先日テレビで言っていました。私はイギリス人でもアルゼンチン人でもありません。ですが、その知り合いならたくさんいます。彼らは個々で会うと仲良くなれそうないい人たちばかりです。それでもその国の人間と言うだけで嫌われてしまうのは、すごく悲しいことだと思います。小さい頃、大人から教えてもらった「みんなと仲良くしなさい」がこんなに難しいことだと気づく瞬間はやっぱりつらいし悲しいです。それでも少しでもこの紛争が多くの人に知られて、「こんなのおかしい」と思う人が増えれば、少しは「みんなで仲良く」につながるのではないでしょうか。
(高等部3年生 女子)
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