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立教生が綴る英国寮生活

〈Science Workshop in 東北〉東北、そしてイギリスの高校生からもらった刺激


私がこのワークショップに参加した主な理由は英語力のためだ。小さい頃から海外に住んでいて、そこで勉強してきた私は、英語が苦手というわけではない。しかし、英語なら誰にも負けない、と言えるほど自信があるわけではない。そのため、夏休みの間に日本で英国人と共に学べる機会があると知り、参加することにした。英語力を向上させたかったのもあるが、日本の高校生と比べたとき、自分の英語力はどれくらいあるのか知りたかったこともある。
けれども、私が実際にワークショップに参加して得たものは、英語に関するものだけではなかった。その中で、かなり印象が強いのは、地震や津波についてのものだ。今回東北を初めて訪れた私は、被災地の様子を何一つ知らなかったのだと思い知らされた。地震が起こったとき、私は既に国外に住んでいて、ただ日本で地震がおきた、とニュースで情報を得ただけだった。そのため、"地震がおきた"とは知っていても、"実際日本はどうなっていたのか"はこの夏まで全く知らなかった。実際に、閖上を訪れたときは、壊れたガードレールや地震の時刻で止まった時計、津波の被害にあった中学校をみて、とても考えさせられた。東北からきた高校生に、3月11日、何をしていたか、その後どうなったか、なども個人的に聞いて、初めて災害について真剣に考えた。

ワークショップ中の夜は、東北の高校生により、地震や津波、原子力等について発表が毎日行われた。そこでも、被災地などについて考えたが、同時に彼らのプレゼンに驚いた。ジョークを飛ばしたり、原稿を完璧に覚えていたり、それらは彼らにとって当たり前のことなのかもしれないが、少なくとも私は事前研修会でプレゼンテーションを行った時、そこまでの努力をしなかった。そして、東北の高校生の、英語を学びたい、という気持ちの強さにも驚かされた。皆積極的に英国人に話しかけ、伝わらないことを臆していないように見えた。自分にもそのような気持ちがないわけではないが、現在イギリスにいるためか、英語に対する気持ちが弱い気がした。そのような面では、東北の高校生からいい刺激を受けたと思う。このまま何となくイギリスで英語を学んでいても、きっと彼らに負けてしまうだろう、と思った。今は海外で学んだ分の貯金があっても、その貯金を使っていくだけの私は、それをどんどん積んでいく彼らにはいずれ抜かされてしまうのだ。私は、海外で学んだからと言って、英語に絶対的な自信があるわけではないと述べたが、少しでも自信が持てる努力をしていきたい。これは、日本の高校生ではなく、立教英国学院にいるからこそ感じたことだ。

ワークショップが始まったときは、英国人と話しているとき、どうしても自分が欲しい単語が出てこなくて、つかえてしまうことがたくさんあった。また、冗談を言われてもうまく反応できない、ということもあった。あとから振り返ってみて気づいたことだが、数日経った頃から、そのようなことがなくなっていた。比較的苦手なスピーキングで、英語がすらすらと特になにも考えなくても出てきていた。たった10日で、このように進歩しているのだから、自分がもっと積極的になれば、きっともっと英語は伸びる。このワークショップでの経験や、日本人、そして英国人の高校生からもらった刺激を忘れずに、イギリスで学びたい。こんなにも何かを得ることができた夏休みは初めてだ。いつも持て余し気味な二か月の休みを、こんなに充実させることができ、ワークショップに参加してよかったと心から思う。

(高等部2年生 女子)

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