立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

スクールコンサート 



指が鍵盤から離れた途端、会場に拍手が鳴り響いた。ずっと想像していた光景が目の前にあった。
 
僕がピアノを始めたのは約12年前。母が小さい頃にやっていたこともあり、家にアップライトピアノがあった。わけも分からず、鍵盤を叩いていると、「ピアノを習ってみたらどう?」と母に勧められた。偶然、祖父の知り合いにピアノの講師がいたので、そこに通うことになった。初めてグランドピアノを見たときの衝撃は今でも覚えている。
 
それから十数年、何度もピアノをやめたいと思った。練習がつらい、先生のところへ行きたくない、部活との兼ね合いが...。実際に「やめます」と先生に伝えたことも数回あった。それでもずっと続けてこられたのは、曲が完成して思い通りに弾けたときのうれしさや楽しさが忘れられなかったからであると思う。
 
ピアノがある家から離れて数ヵ月後、立教で他人がピアノを弾いている姿を見て、またあの楽しさを思い出してしまった。そして生まれて初めて本当に「ピアノが弾きたい」と強く思った。次の学期からプライベートレッスンをとり始めたことは言うまでもない。
 
そして本番当日、緊張と興奮が織り交ざった不思議な気持ちでステージに向かった。弾いている間は、正直、頭の中が真っ白になってなにも覚えていない。が、弾き終えた瞬間の爽快感ははっきりと覚えている。ずっと練習してきたものが、100パーセント、いや120パーセント発揮できた瞬間だ。
 
次のコンサートでも、またステージの上に立ちたいと思う。拍手が鳴り響くあのステージに。

(高等部2年生 男子)
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