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立教生が綴る英国寮生活

「団体競技の楽しさ」





テニスやバドミントンと違って、バレーボールは団体競技です。そして僕は団体競技が嫌いです。自分一人の力で勝つことが不可能で、自分が仲間の足を引っ張ることもあるからです。球技大会前の僕は団体競技を、「仲間に迷惑をかけないようにプレーする」という少々堅苦しいものだと考えていました。

その考えが変わることのないまま、僕は球技大会当日を迎えました。全体競技が終わり、いよいよ午前のバレーの試合が始まりました。この時キャプテンのSが
「バレーを楽しんでやろう」
と言ったのですが、この言葉が大会前と後で僕の考えを変えるきっかけになりました。

結果から言うと、午前の試合は負けました。0対2のストレート負けです。しかし僕は大満足でした。なぜか今回の試合は今まで経験したことがないほどに楽しかったのです。初めて団体競技を楽しいと思った瞬間でした。

「今まで持っていなかった何かをつかんだ。」
そんな気持ちを抱きながら午後の試合が始まり、そして驚きました。そこにいるメンバーは午前と同じなのに、まるで別物のようなチームになっていたのです。普段全く言葉を発さなかったK君は「ナイス〜一本!」と叫ぶようになり、「これは取れない」と思った球を後ろのW君が倒れこみながら拾ってくれたりと、全員が、「バレーが楽しい、試合に勝ちたい」と思い、チームがひとつになったと感じました。

精神的な変化は身体的にも思わぬ変化をもたらすと何かの本に書いてありましたが、その後の僕は、練習では一度も成功しなかったブロックが成功したり、今までネットやアウトを連発していたスパイクがほぼ確実に打てるようになったりと絶好調でした。ここで決めたらとっても気持ちがいい、失敗しても仲間がフォローしてくれる、だから自分は安心して攻めに徹することができる。そんな気持ちでプレーしていました。

結果は0対1からの逆転勝利でした。勝ったときのうれしさは本当に今までにないもので、言葉にするなら「完全燃焼」といえると思います。

球技大会から三日過ぎた今、団体競技は他人のミスで歯がゆい思いをすることもあるけれど、一人では達成できないことをチーム全体で支えあい、6人が6人分以上の力を発揮できるすばらしいものであると思っています。

バレーの楽しさ、団体競技の楽しさを知った今回の球技大会は、僕の中で忘れられない思い出になりました。

(高等部3年生 男子)

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