立教英国学院

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卒業式に在英国日本大使館総領事より頂いたご祝辞をご紹介します。


立教英国学院小学部、中学部、高等部の卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。また、お子様方の成長をここまで見守り、今日この日を迎えられました保護者の皆様、先生方、心よりお慶び申し上げます。

皆さんはこの立教英国学院で色々な思い出を残して卒業されます。先ほど糸魚川理事長からも、人と人との絆を大切にしましょうというお話がありましたけれども、皆さんには、ここ立教英国学院で様々な経験をし、クラスの仲間や寮の同じ部屋の友達と過ごした楽しい思い出があると思います。
そうした中で、一つ忘れてはならないことがあるとすれば、今日の礼拝でお話がありましたけれども、東日本大震災のことでしょう。明日3月11日は震災が起きてからちょうど一年になります。私が仕事をしております大使館でも震災の時に色々と助けて頂いた日英の関係者の方をお招きして、追悼の式典を予定しております。これも先ほど音楽の賞品授与の時にお話がありましたが、震災に関連してチャリティー・コンサートに参加したり、被災した方々を助ける活動に取り組んだ生徒の皆さんもたくさんいると思います。そうした中でイギリスの方々から本当に温かいお言葉ですとか、ご支援を頂いたということを皆さんそれぞれ感じたと思います。

震災では多くの方が亡くなり、多くの方が被災しました。日本にとって震災は本当に大変なことでした。一方で、イギリスで勉強し、イギリスの人々と交流して、イギリスの先生から教わった皆さんは、震災が起きたという状況の中で、暖かい手を差し延べてくれたイギリスの人たちとの絆も同時に深まった1年であったのではないかと思います。ですからこれを是非大切にして頂いて、これから卒業しても是非その絆を活かして頂きたいと思います。

今日は私のほうからひとつお願いといいますか、お話があります。それは、『夢を大切にしてほしい』ということです。今年はロンドンオリンピックの年ですね。もう大分前ですけど1984年にロサンゼルス・オリンピックがありました。まだ皆さんが生まれる前だと思いますが、この時に柔道の金メダルを取った山下泰裕さんという方がいます。私は彼とお会いした事がありまして、「どうして金メダルを取ったんですか?」ということを質問したことがあります。そうしましたら彼は、自分は中学二年の時に作文で「大人になったら柔道のチャンピオンになってオリンピックで金メダルを取りたい」という趣旨のことを書いたという話をしてくれました。そういう夢を自分は持ってあきらめなかったから、だから金メダルを取れたんだというお話がありました。
皆さんもきっと「大人になったらこういうことをしたい」、「こういう人になりたい」という夢がおありだと思います。決してその夢をあきらめないで、是非その夢を育てて、夢を持ち続けて下さい。山下さんは、「その夢をあきらめなかったから自分はチャンピオンになれたのだと思う。」というふうに私に言われました。今日、卒業するに当たって皆さんは新しい一歩を踏み出しますけれども、是非もう一度、自分はどんな夢を持っているのか振り返ってみて、その夢をもって前に進んで頂きたい、というふうに思います。今日こちらに来る時に途中で日本の桜に似た木が家々の庭に咲いていました。もう春が来たんだなと思いました。この素晴らしい環境の立教英国学院でも、自然が皆さんの卒業をお祝いしているようです。
どうか皆さんが素晴らしい夢を持ち、その夢を持って新しい一歩を歩み出すことを祈念しつつ、私の祝辞とさせて頂きます。おめでとうございます。

在英国日本大使館 総領事
今村 朗
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