オンラインではかる距離

オンラインではかる距離

約一ヶ月半の冬休みも終盤にさしかかり、そろそろ学校に行く時間が迫ってきたというとき、三学期はオンライン授業になるという知らせが入った。家での時間を楽しめると思う一方で、学校に行けない寂しさも混じって、なんだか複雑な心境だった。友達とのLINEのやり取りの中には「寂しいね。でもオンラインで話せるからね」というメッセージが残されている。

そして、一週間前、三学期オンライン授業が始まった。コンピューター上でzoomを開く、1学期ぶりの久しい感覚が戻ってきた。先生からのzoom入室の許可を待って、耳にイヤホンをつける。その行為がオンライン授業への私のスイッチをオンにする。

画面上ではあるが、久しぶりにクラスメイトの顔を見て、少し安心した。1学期とは違って、ほとんどが顔見知りだったので、気も楽だった。授業は順調に進み、オンラインでもいつもどおりのやり取りができると思っていた。しかし、ホームルームで数人で会話をする時間で始まってしばらくの間、沈黙が流れてしまった。いつもなら、そのようなことはありえない。学校にいるときは常になにか話しているような、話好きな私達が話すことに戸惑っていた。そのときほど「ああ、学校に行きたかった。直接会いたかった」と思ったことはない。学校に行っていれば、みんなで自然にコミュニケーションを取ることができる。相手の呼吸を読み、その場の空気を感じて、会話をすることができる。しかし、オンラインではそれを感じることができるほど近くはない。少し距離があった。このとき、「これが会えないということの辛さか」と私は痛感した。3学期も学校に行きたかったなと思う。だが、こんなときだからこそ、前向きに考えなければいけない。「なんだか、オンラインだとちょっと話しにくいよね」と笑いながら言えるような、そんな雰囲気を作れるように、慣れていきたい。これも経験だ。この3学期のオンライン授業を体験したおかげで、学校へ行ったとき、その時間をより大切だと思うことができる。

次、学校に行くときにはもう高校2年生だ。新入生も入ってくる。高校1年生ではあまり行けなかった分、立教英国学院での生活を精一杯楽しめたらいいと思う。まだまだ状況は厳しいかもしれないが、ワクチンに希望を託して、コロナウイルスの収束を願いたい。学校へ行ける日を楽しみにとっておくつもりで、この8週間を過ごしていきたい。

(高等部1年 女子)