「新・立教」での新しい生活

「新・立教」での新しい生活

「なんだこの立教は!」

なんて思いつつも到着した「新・立教」。バブルやソーシャルディスタンスなどといったシステムが導入された立教を見ると、少し残念になるけれど、ウイルス対策を重視してくれたことには感謝の気持ちでいっぱいだった。

 新しい生活が始まるとともに、ドミトリーのメンバーとも段々と仲良くなっていった。毎日の授業後の「ちょっとまってくれー」や「一緒にブレイク行こう」などと言ったシンプルな会話もこんな状況で普通にできていて嬉しかった。一番の思い出は、ある友達と僕が背比べして、鏡の前に並んだら目が合ってしまい笑ってしまったことである。なにが思い出かと言うと、こうして自分の努力で作ってきた友達と普通に関わって友達と笑えるのが単純に嬉しかった。それは、このウイルスが原因で起きた無差別問題や酷いいじめ、そしてこの状況における戦争、紛争が周りで現在進行形に起きているからである。規制が厳しくなってしまったで「新・立教」であるが、自分の今の立場や生活を考えると幸せであるように思える。

 少し暗い話ばかりであるが、ドミトリーのメンバーはみんな賑やかで最高である。夜に歌を歌って怒られたり、みんなで対戦ゲームをしたり、友達づくりを積極的に行った。高校一年生の生徒人数は学校一になるほど多いので少しばかり不安ではあったが、毎日笑いすぎてお腹が筋肉痛になるぐらいの関係だったので安心して生活できている。大事な友達を見つけられた、充実した立教生活である。これからもそうなるように、まだまだ友達づくりが終わってしまわないように努力していきたい。

(高等部1年生 男子)