「別れの次にあるもの」

「別れの次にあるもの」

 3月といえば別れの季節である。各地で卒業式が行われ、みんなそれぞれ別々の場所に行く、そういう季節だ。  実際、この立教英国学院でも別れがあったわけだが、もう一つ僕の身の回りで起きた別れを紹介したい…
「海外生活だからこそ」

「海外生活だからこそ」

 「あ、メロンパンだ!!」  母が見ていたテレビに目が止まった。そこには、おいしそうにメロンパンを頬張っている映像があった。その瞬間「私も口いっぱいにメロンパンを食べたい」と思った。こんな風に思うほ…
「立教英国学院に入学して」

「立教英国学院に入学して」

 新しい制服、新しい靴、新しいブレザーに身を包み、立教英国学院での高校生活が始まった。  高校を決める時に、もっとも重視したのが、海外にある学校ということ。私は中学で、海外派遣生としてオーストラ…
「税金の大切さ」

「税金の大切さ」

 普段はテレビでニュースなど見ない私は、立教に行ったら、もっと見ることがなくなると思っていた。しかし、立教では『新聞プロジェクト』というものがあり、そのおかげで毎週新聞を読むようになった。  そ…
赤ネクタイの偉大さ

赤ネクタイの偉大さ

 赤ネクタイが重い。もらうまではただのかざりだと思っていたけれど、受け取った瞬間それの持つ意味を感じてぞくっとした。  私たちがこの学校ですごすのはあと二学期間だけである。その間することと言えば勉強…
「立教英国学院に入学して」

「立教英国学院に入学して」

 私は東京に住んでいました。髪の毛を三つ編みにし、緑色の制服を着て、千葉県にある女子校に9年間通っていました。父がイギリスで仕事することになり、私も父のいる場所で英語や音楽を学びたいと思い、この立教英…
「団体競技の楽しさ」

「団体競技の楽しさ」

テニスやバドミントンと違って、バレーボールは団体競技です。そして僕は団体競技が嫌いです。自分一人の力で勝つことが不可能で、自分が仲間の足を引っ張ることもあるからです。球技大会前の僕は団体競技を、「仲間…
「赤ネクタイの重み」

「赤ネクタイの重み」

春休みが終わる頃、私はずっと赤ネクタイをつけた高3を想像していた。そしていざ帰ってくると、高3のみんなが新入生の案内など自分が任された仕事をしていて頼もしく見えた。 高1のときは、私はクラスの友…