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立教特派員レポート

日本の文化の大切さ 〜Thomas Hardye School 短期交換留学手記〜



先日、トーマスハーディスクールとの交換留学プログラムの第一部が終了しました。とても楽しい五日間でした。

最初、職員室の前で交換留学生たちとあった時は、バディのことは名前がTで始まること以外なにも知らず、とても不安でした。しかし、実際に話してみると、思っていた以上に気が合いすぐに仲良くなりました。僕のバディは日本語がとても上手でした。日本の文化が好きで、いつか日本に住みたいといっていました。日本で寿司を食べるのが夢のひとつだそうです。今思えば、最近寿司を食べていません。次の休みにでも食べに行きたいです。

交換留学生がきている間と普段の立教生活との一番の違いは、一人の時間がないということです。礼拝から九時半まで隣には常にバディがいました。そのこと自体はあまり苦ではなかったのですが、バディは日本語がわからないため、ほかの生徒と日本語で話すときに気を使いました。また、夕食後の時間はバディータイムで、立教生とトーマス生で好きなことをしました。最初の夜はサッカーで、最後の夜は映画を見ました。トーマス生の中にスポーツが大好きな人とスポーツを全くしない人がいたので、何をするかなかなか決まらず大変でした。

あっという間に過ぎてしまった交換留学ですが、そのなかで僕が学んだことは二つです。
ひとつは日本の文化の大切さです。留学生たちのために茶道部がお茶会をやってくれたのですが、そのとき僕は初めて茶室でお茶を飲んでいるところを見ました。そこにはグローバル化とともに失われつつある日本の文化がありました。お茶を飲む側ももてなす側も、二度三度と頭を下げ、感謝の意を表す姿は、今では見ることがありません。礼節を重んじるその姿には、むしろ違和感すら感じました。きっとトーマスハーディの人たちの目には異様な光景に見えたことでしょう。お茶会が終わって、バディに感想を聞いたところ、「よくわからなかったけど面白かった」とのことで、「日本人はどれぐらいの頻度であれをやっているの」と聞かれたとき、僕は答えることができませんでした。現代の日本人の多くは茶道をやっていません。見たことすらない人もいることでしょう。しかし日本人は礼儀正しいという話をよく聞くということはその根底にあるおもてなしの心は不思議と皆生まれつき持っているようです。

また、留学生たちが今回の交換留学において最も楽しみにしていたことのひとつは剣道でした。なんでも、映画に出てくるサムライを見て好きになったそうです。その映画がハリウッドの映画だと聞いたとき、僕はなんともいえない気持ちになりました。日本の文化が世界に認められているということでよろこんでいいのでしょうか。その彼らも実際に剣道をやってみて、その難しさに驚いていたようですが、どうやら印象はよかったようです。僕のバディも「またやりたい」といっていました。やはり剣道と茶道が最も日本というものをよくあらわすものなのでしょう。僕自身も楽しませてもらいました。めったに経験できないものなので、また機会があったらやりたいです。

僕が学んだもうひとつのことは、立教とイギリスの学校の違いです。僕は日本の中学や高校に通ったことがないので、日本の学校のことはよくわからないのですが、立教が日本の学校と違うという話はよく聞きます。しかしトーマスハーディの人たちによると、立教はイギリスの現地の学校ともぜんぜん違うようです。たとえば、トーマスハーディでは一学年の人数が立教の全学年の人数の合計と同じぐらいで、学年が五つほどあるそうです。また、授業制度もぜんぜん違い、イギリスの学校では必要最低限の科目のみ受講しているようです。僕のバディが受けている科目は四つで、自由時間がたくさんあるようです。立教のスケジュールにももう少し余裕を持たせるべきだと思います。

男子校との交換留学は今回が初めてで、よくわからないことだらけでしたが、トーマスの人たちがとてもフレンドリーだったので、その場の流れでなんとかなりました。彼らの積極的な姿勢と楽観的な性格がなければ、きっと楽しい交換留学になっていなかったことでしょう。彼らには本当に感謝しています。次は立教生がトーマスハーディに行く番です。僕のバディは町に連れて行ってくれるといっていました。向こうにどんな面白いものがあるか楽しみです。

(高等部1年生 男子)
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