小学生のフリーテーマ社会

小学生のフリーテーマ社会 小学生のフリーテーマ社会 小学生のフリーテーマ社会
小学生の授業では、昨年から小学5年・6年合同で、週に1時間、自由テーマの社会の授業をおこなっている。去年は世界史の先生がイギリスについて教えてくれた。今年もイギリスについて学んでいる。
といっても、授業時間の4分の1くらいは、都道府県と県庁所在地の教養を身につけるべく、毎回小テストに臨んでいる。はじめは文句を言っていた小学生たちも、1学期が終わる今は、すっかり頭に入ってしまったようだ。2学期は何をしようかな。世界の国名だね。先生は計画を立てている。
4分の3を使ってイギリスについて学んでいる。
最初は「イギリスのイメージって何?」から始めた。フィッシュ&チップス、ビッグベン、エリザベス女王…様々な意見が出た。それぞれ小さい紙に1つずつ書いてもらってから、みんなで見せ合って種類分けをした。「観光」「食事」「地理」「歴史」イメージは様々だ。
これをもとに、いろいろなことを調べてもらおうと思ったが、最初に国名や人口、地域、日本との関係などの基礎事項を学んでいると、たくさんたくさん質問とコメントが出て、様々な話をし合っているうちに1学期の終わりが見えてしまった。小学生でもいろいろ知っている。知っていることを新しいことに繋げてゆく。プリントを使いながら学んでいるけれど、合い間合い間に交わした話の方が貴重だ。教科書はないけれど、ちょっと違った、その場で出たテーマをもとに知識を広げている。学校の中やイギリスの街の中で見かける何気ないできごとやものごとを、理解とともに知識にかえてゆきたい。