立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

「可能性×可能性×可能性」


「アウティング。」アウティング当日の数日前からその話題を聞くようになった。ほとんどの人が楽しみなようで、その会話をしている人達は笑顔だった。だが僕は、学校の外へ行くという実感がなかったし、何より楽しみではなかった。多くの人が楽しみにしていた食事、ショッピング、博物館見学、どれにも大して興味は無かった。

 実際にロンドンを歩いてもほとんど何も感じなかった。というより、感じ取れなかったのかもしれない。食事でもショッピングでもほとんど英語を話さずに済ませられる。英語が苦手な僕はそうとまで考えていた。
 しかし、ただ行って帰って来ただけではない。UCLで聞いた講義は実に興味深いものだった。たくさん学ぶことはあったが、自分が今いる環境がよくわかった気がする。この学校、立教英国学院は僕達に大きな可能性を与えてくれているという事を改めて認識したからだ。その可能性を与えられている環境で僕は何をしていくべきなのか、そういった事を考えさせられた。

 そのように思考を広げながらカフェで食べる食事。英人の老人、男女二人が近くの席で会話していた。僕は考え事をしていたし、英語が聞き取れるわけでもないのでその会話はただの雑音だった。しかし、それは突然、雑音ではなくなる。KATANA. はっきりそう聞こえた。その会話をしている二人は笑顔でスマートフォンを見ていた。おそらく写真だろう。その後も折り紙やあやとりといった日本の文化の言葉が聞こえてきた。JAPANESE EVENING の会話をしているのは、ほぼ間違いなかった。とても驚いた。話しかける勇気はなかったが、学校から与えられている可能性、英語の可能性、自分に秘められた可能性を感じた気がした。

 その可能性を僕はどう活かすのだろうか?

(高等部1年生 男子)
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