高2という大きな存在を自覚しつつ歩み始める「立教生活」

高2という大きな存在を自覚しつつ歩み始める「立教生活」 高2という大きな存在を自覚しつつ歩み始める「立教生活」
私は、今年で立教生活5年目という古株メンバーとなった。だが、立教での4年間はとても早いもので、中1で入学した私がもう高2となった。
当時、中1の私の目から見る高2の先輩方は、部活や委員会などを担う立教の中心だった。そんな、尊敬していた高2という立場に私達はなってしまったのだ。
1学期も3週目を終えようとしている今、球技大会も終わり、Japanese Eveningの活動も始まったこの時期、放課後にも時間の余裕が出来、運動部を中心にクラブ活動が盛んに行われている。いつも通りの立教生活に戻ったということだ。委員会やクラブの長の引き継ぎも終了し、新部長達が部活を動かしている。実は、私も演劇部の部長に任命して頂いた為、そのうちの1人なのだ。まだ高3生はいるものの、顧問の先生とコンタクトをとったり、その日の練習スケジュールを組むのも、全てではないが私が行っている。
以前、高3の先輩方に、これからの演劇部についてアドバイスをもらったのだが、やはり優しい言葉だけではなく、心にくる言葉も沢山あった。その時、自分が部長で本当に良いのだろうか、皆を引っぱっていけるような長になれるのだろうか、と改めて考えさせられた。
ある先輩が、
「貴方が演劇部の部長になることは、高3の演劇部のメンバー全員で考えて、皆が納得したことだから心配することはないのよ。それに部長は一家の大黒柱みたいな存在だから、貴方が折れてしまったらこの部活は崩れてしまうわ。」
と言って下さった。そして、部長という立場の重大さも痛感した。
人を引っぱっていくということは得意ではないけれど、やりがいのある仕事に楽しみも覚えた。それに私は1人ではないのだ。私のことをサポートすると言ってくれる同輩や後輩もいる。そして、これから我が演劇部は、早くもOPEN DAYに向けての練習を開始しようとしている。
去年、一昨年とOPEN DAYで優勝を果たした私達は、3年連続優勝という目標を掲げている。先輩に頼ることが出来なくても、新入部員を迎えた私達は、高2という大きな存在を自覚しつつ、歩み始めている。
(高等部2年生 女子)