立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

Japanese Evening:私達にもいつの間にか笑顔の花が咲いた。




Japanese Evening ー これは小5から高2までの生徒が協力して作り上げて、お客様を迎える最初のイベントだ。今年は、茶道や剣道、プレゼンテーションを始めとして全部で12の企画が行われた。その中で私は「あやとり」を選んだ。
 
高2となった私達は、企画長として後輩たちをリードしたり、内容を考えたり、先生や同じ企画の仲間との話し合いに打ち合わせ、そして練習。勉強との両立をしながらの、約1週間は本当に大変だった。自由時間や勉強時間を削って準備をした。でも思う。今まで先輩方も、今の私達と同じように、同じ気持ちだったんだな、と。
 
私は昨年も同じ「あやとり企画」で参加した。だが残っているのは苦い想い出ばかり。日本語でも他人に教えるのが難しい事をどうやって教えたら良いか分からず、英語も理解できなくてペアの子に沢山迷惑をかけた。そして企画自体の参加者も少なく、笑顔もあまり無かった。
 
だからこそ、どうしても今年は成功させたかった。良い想い出へと塗り替えたかった。
 
今回のメンバーは9人。中2が最年少だ。手始めに、お客様に説明する時に使用する糸の位置が描かれた紙を、白黒からカラーに変更した。これは、焦って分からなくなった時や、後輩が紙を見せて色をお客様に伝えるだけで、少しでも説明することができるようにするためだ。そして、私は企画長として、「あやとり」についての説明や「国際あやとり協会」という所の紹介を英語で作った。これは初めて「あやとり」の事を聞く人が少しでも興味を持ってくれるように、既に知っている人にも少しでも豆知識を伝えて、頭の片隅に記憶を残してもらうためだ。そうすれば、看板しかなくても、良くわからない企画に少しでも立ち止まってくださると思った。他にも出張して実演したりした。これは、人間が何かおもしろそうな所があると噂したり、立ち止まったりしてしまう心理を利用してみたものである。
 
結果は大成功。参加して下さった方、興味を示して下さる方も多かった。これは、後輩達が緊張しながらも積極的に声を掛けてくれたから。何よりも嬉しかったのは、相手の方と英語が通じた事。1年間、立教で学んできた事は決して無駄では無かったと感じられた。今年は難しい過程の所は、自分が作った物をそのまま相手の指に移動させてあげる、など「工夫して教える」という余裕も自分の中にあった。そして全員が成功して素晴らしい笑顔で帰って下さったこと。私達にもいつの間にか、笑顔の花が咲いた事。
 
来年は高3となり、参加することができなくなる。少し悲しい。けれど、今回一生懸命頑張ってくれた後輩達が引き継いでくれると思うと安心できる。来年は、今年よりも更に良い企画と行事になってくれることを願っている。

(高等部2年生 女子)
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