「家と立教」ー大家族制、寮生活の良さー

「家と立教」ー大家族制、寮生活の良さー
 4月に新入生がたくさん入ってきて、この一ヶ月半は忙しかった。高校生になって、人数も増えて、とても充実していた。けれど自分でも気づかないところで疲れていたらしい。なので、ハーフタームは家でゆっくりとすることに決めていた。
 寮生活をしていると、学校も家のようで毎日楽しいけれど、自分の家には安心感がありとても落ち着く。自分のペースで生活でき、まわりに気をつかう必要もない一人の時間が嬉しい。特に、新入生が多くて疲れていたので、リラックスできたと思う。
 しかし、家に帰ると毎回私は立教生が恋しくなってしまう。たぶん、ほとんどの立教生が同じことを思っていると思う。今回ハーフターム中に、立教生と電話したときは、ずいぶんと長い話をしてしまった。
 立教に入学して一年。まだたった一年しか一緒にいない友人は、何年も前から知っているような気がする。そしてまだ新入生と出会って一ヵ月半というのが信じられない。クラスやドミトリーが違う人の本性はまだまだ知らない。きっと仲良くなった子でも知らないことはたくさんあると思う。けれど私はいつも寮生活に驚かされる。一日一日が普通の生活より二倍ほど充実しているからか、友人と仲良くなるのが早い。
 ハーフタームに家に戻るのを楽しみにしていたけれど、今は立教に戻るのを楽しみにしているから不思議だ。
(高等部1年生 女子)