球技大会:「ゴールが人間のバスケットボール」〜ポートボール

球技大会:「ゴールが人間のバスケットボール」〜ポートボール

「ゴールが人間のバスケットボール」1回目ではこんなイメージしかなかった競技が、こんなにも難しくて深いとは驚きだった。私は球技大会の前、正直言って不安だった。うまくできるだろうか、足手まといにならないだろうか。でも練習が始まってそんなことを考える暇はなくなった。みんなとにかく必死に練習した。

しかし初めての練習試合、自分の実力を実感した。結果は散々だったのだ。その時強く「勝ちたい」と思った。その気持ちは先輩たちも一緒で、その日から私たちはもっと厳しい練習を重ねた。
そして本番当日、みんなで円陣を組んでやる気を奮い立たせた。勝てる、勝てる、勝てると自分の中で念じてパスやカットをした。試合と試合の合間にも練習をした。
その練習の途中、1人の先輩が指を怪我してしまい、次の試合に別の先輩が入った。その先輩は、競技が違うのにもかかわらず、代役を快く引き受けてくれた。試合中、私がパスカットできなかった時、アドバイスをしてくれたり、大きな声を出してチームを盛り上げてくれたり、本当に憧れの先輩だ。
試合結果としては負けてしまったが、この球技大会は私にとってとても充実した時間になった。また、応援合戦では練習の時にみんなあまり声が出ていなかったのが、本番は大きな声で歌っていてとても嬉しかった。
来年の球技大会は、今年よりも活躍してMVPを取ることができるように頑張りたいと思う。

(中学部2年生 女子)