あした天気にな〜れ!

あした天気にな〜れ!
今日は曇りで朝からずっと寒かった。こんな作文を書くのにふさわしい天気じゃない気もするが、そうでない気もする。2学期の終業礼拝まであと1ヶ月と1日の今日、勉強をしなければならないという気持ちと残りの時間を大切に過ごしたいという気持ちが交差して、形容しがたい何かがこの胸でうごめいている。
僕は成長しただろうか。この問いには一点の曇りもない答えを持っている。成長した。
この学校に来て5年目、それだけの苦労をしたと思っている。それをただの言葉として書き連ねるだけなら自分以外の誰でもできるだろう。しかし自分が体験して手に入れたたくさんの経験という名の財産は、他人が簡単に想像できるような代物じゃない。
そしてその財産は僕だけでなく、この文章を読んでいる名前も知らないあなたにも、形は違えど必ずあるものだ。なぜなら人は必ず何かを経験するからだ。何もしないことも一つの経験だ。
そして僕は思う。成長とはこの財産を手にすることによって起こることだと。
だから忘れないでほしい。テストで悪い点を取ったり、スポーツや芸術の技術が伸び悩んだりしていても、それは必ず僕たちの財産になる。向上のために悩んだり、工夫したり、様々なことを考えると思う。時には諦めだって必要だ。全てが僕たちを成長させる要素になる。焦らなくていい。みんなが持っているから。
しかし、だからと言って僕の財産が宝物になるかといえばそうではない。宝物にするには少し増えすぎてしまった。しかしはっきり言えることが一つある。この僕の経験は僕が死ぬ時に文字通り「一生の宝物」になるだろう。
やっぱり晴れの方が良かったかも知れない。
(高等部3年生 男子)