すべてが宝物

すべてが宝物

 いつもと違う英国立教の生活が待っていました。自分たちの一学期はロックダウンや様々な事がありオンライン授業になってしまいました。そしてこの2学期、やはりいつもの英国立教生活ではなかったです。

まず、イギリスに帰ってくるバスでさえもとても厳しく他バブルには会えませんでした。2学期が始まって1ヶ月ちょっと経ちましたが、まだ顔と顔を合わせて他のバブルの人達には会えていません。それに、人との接触や様々なことでコロナ対策が取られ、スポーツが少し解禁され始めたのもつい最近の事です。

 ですが、オンラインと違って人の温かみと立教らしい人間関係が始まりました。オンラインでは伝わらないものがこっちに来て沢山伝わるようになってきました。例えば、期末の事や大変な事、悩み事があったとしても、オンラインや通話では伝わりずらいですが、こっちに来てから、期末テストを皆で乗り越えたり、大変な事や悩み事を皆に相談できるようになって人間味を感じるようになりました。もちろん良いことばかりではありません。喧嘩や意見の衝突、トラブルもオンラインではなかったことです、けれど、これも人と人が触れ合ってできる、ある意味すべて宝物だと感じることができました。

 オンラインで良いこともありました。沢山ゲームができたり、自分勝手な行動も取れたり、けど自分は夏休みを無駄にしてしまいました。いろんな事をサボるようになって、夏休みの宿題もギリギリで終わらせました。なので、こっちに来て人と触れ合えることに感謝できるようになりました。

 皆がいて自分ができていくんだなと、コロナ渦でも皆と会えて嬉しいです。こんな事があったからこそ、失って築くものがあるんだなと感じました。

(中学部2年生 男子)