夢見心地の英会話: エルムブリッジのご老人たちと1時間の懇談会。

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今日の英会話の授業は少し特別だった。高校3年生のうち20名が外出。地元の村、クランレーにあるご老人たちのコミュニティーで懇談会をすることになっていた。
1時間目終了後、出発直前に風邪気味の生徒が数名外出を断念、代わりの生徒を探しに教室に行くと、「僕行きたい!」「私も行かせてください!」 あっと言う間に定員の20名にもどった。流石高3。英語を使いたい!という気持ちがダイレクトに伝わってくる。
レセプションに着くと、早速奥のホールに案内されてご老人たちとご対面。年末のクリスマスキャロルの時や卓球の親善試合で交流した方々も何人かいた。皆最上の笑顔で迎えてくれて、自然気持ちが和んでくる。2〜3人ずつが一組になって早速ご老人達と話を始める。自己紹介から始まっていろいろな話題を語り合う。授業で用意しておいた質問を使ったのは自己紹介の後だけ。思いもよらない展開でどんどん話は進んで行く。そして丁度盛り上がったところで英会話の先生の指示。
「ハイ、そこまで。では皆さん立って!横にずれて下さーい。次の方と話を始めましょう!」
そう、全員のご老人たちと次々に話をしていくというのがこの日の英会話タスク。新しい相手と再び最初から自己紹介。そして用意した質問で会話がスタート。でも展開は全く違う。流石年の功。皆さん話の進め方がうまい。若い生徒たちを相手に次々と話題を変えて逆にどんどん質問をしてくる。10分ごとの新しい会話は雰囲気も調子もそれぞれで、途切れることなく会話が続く。いつの間にか英語で話していることさえ忘れて興味の赴くままに話している。生徒達の楽しそうな顔からそんな気さえしてきた。
約1時間に及ぶ若者とご老人達との会話セッションはあっという間に幕を閉じ、名残惜しむ暇もなくバスに乗り込んだ。そして生徒達は15分後にはいつもの教室で次の授業に参加していた。夢見心地の英会話は改めて彼らに英語を勉強する意義を確認させてくれた。