〈UCL訪問〉
初めての大学見学として、ロンドンにあるUCL(University College London)を訪問した。世界大学ランキングでも上位に位置する大学だとは知っていたが、実際に訪れてみると、その規模の大きさと雰囲気に思わず圧倒された。ロンドンの中心という立地にもかかわらず、大学としての存在感が非常に大きく、日本の大学とは違うスケールを肌で感じた。
UCLのキャンパスには歴史を感じさせる建物と最新の設備が共存しており、学ぶ環境がとても整っていることが印象に残った。図書館や至る所に配置されている学習スペースでは、多くの学生が学問に集中して取り組んでいて、その姿を見ただけで、ここでは「学ぶこと」が日常の中心にあり、「学問を本気で学ぶとこういうことをいうのか」と初めて実感した。教育に力を入れている国では、学ぶための環境づくりがここまで徹底されているのだと感じ、日本の大学とは違う雰囲気に少し憧れのような気持ちも生まれた。
午後には、UCLの日本人教師から、大学の歴史や現在の学びの特徴についてのお話を聞いた。特に印象に残ったのは、正解を覚えることよりも、自分で更に深く探求し、学びを深め続けることを大切にするべきだというお話である。その話を聞きながら、これまでの自分の勉強は「答えを出すこと」ばかりを意識していたのではないかと、少し考えさせられた。
私は将来、立教大学への進学を目標にしており、日本の大学で学ぶことを大切に考えている。しかし今回UCLを訪れたことで、海外の大学には日本とは異なる学び方や価値観があり、それを知ること自体が自分の世界を広げてくれるのだと感じた。すぐに海外の大学を目指す訳ではないが、「こんな学びの場が世界にはある」という事実が知れたことは、これからの進路を考えていく上で大きな意味を持つと思う。
私は社会科、特に歴史に興味がある。UCLで感じた、資料や人材、環境がそろった場所で学ぶことの魅力は、将来どこで学ぶとしても忘れずにいたい。今回の訪問を通して、自分はどんな環境で、どんな姿勢で学びたいかを考えるきっかけを得ることができた。
UCLの訪問は、私に大学見学以上の経験だった。まだ高等部1年生で、将来については分からないことも多いが、この日の驚きやワクワクした気持ちを大切にしながらも、これからの学びに前向きに取り組んでいきたい。
高等部1年生 女子
