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立教生が綴る英国寮生活

ミレースクール短期交換留学「私のバディになってくれてありがとう」



今回、ミレースクールとの短期交換留学プログラムに参加して、たくさんのことを学びました。その中で最も印象的なことを書きたいと思います。
 
初日、顔合わせで、ミアという私のバディーの子と簡単な自己紹介をした後、あまり深く考えずに握手をしようと右手を差し出しました。すると彼女はそれを抱擁と取ったのか、あるいは右手に気づかなかったのかはわかりませんが、軽いハグをしてきました。私は日本との文化の大きな差にとても戸惑ってしまいぎこちない動作で返しました。そのとき、かなりのカルチャーショックを受けたことを覚えています。
 
校内を案内している最中に、他のメンバーとも自己紹介をしたのですが、会話はあまり弾みませんでした。度重なる沈黙は話題を考えさせるきっかけとなりました。しかしどんなに頑張って考えてみても、英人の子でも楽しんでくれるような''ネタ''が思い浮かばずに、食事の席でも静けさがやってくる度に焦りを感じていました。
 
日がたつにつれて、一緒にプログラムに参加している生徒たちは、バディと徐々に打ち解けていき、食事中の盛り上がりは隣のテーブルに聞こえるほどで、時々怒られたりもしましたが、皆それぞれのバディとの距離がどんどん縮まっているように見えました。そんな中、ミアと私の会話は相変わらず弾まないままでした。
 
彼女たちが帰る前夜、何かして遊ぼうと言っていたのですが、ミレーの子からの提案で「おしゃべり」をすることになりました。最初はみんなで写真を見せ合ったり、歌ったりして楽しく過ごしていましたが、お別れの時間が近づくにつれて、次々に泣き出す子たちがでてきました。「離れたくない、ずっと立教にいたい」そう言うバディたちの言葉を聞いて、''私はバディーの子に、「離れたくない」と思えるだけの何かをしてあげられただろうか''と、ふとおもいました。答えはすぐに出ました。そんなはずない。何にもしてあげることが出来なかった。きっと初めてここに着いた時、向こうも緊張していたに違いない。けれど、そんな彼女に私は何もしてあげられなかった。心の中から申し訳なさが溢れてきました。そんなとき、突然、彼女たちはドミトリーから何かを持ってきました。それは手紙でした。そこには大きく「私のバディになってくれてありがとう」と書かれていました。
 
こんな私なんかのために、何もしてあげられなかった私に手紙を書いてくれたこと、それは私の心に溢れていた申し訳なさを後悔に変えました。もっと話しかけてみればよかった、もっと仲良くなりたかった、あまりの後悔に涙が止まらなくなった私を、彼女は優しく抱きしめてくれました。その時のハグは、最初のぎこちなさとはかけ離れた、友人同士のハグだったと思います。
 
今振り返ってみると、最初にあまり話せなかったのは異文化や英語への恐れが理由だったのではないかと思います。そして今回の交換留学プログラムは、「英国に住んで六年目になるし、異文化への恐れなんてもうとっくになくなっているものだ」と思い込んでいた私が、未だにそういった恐れを抱いていたということと、そんな恐れは早く捨ててしまったほうがよい、ということに気づかせてくれました。
 
この後悔、悔しさをバネに、次に交換留学でミレースクールに行くときは、人一倍皆としゃべってミアと仲良くなりたいと思います。

(高等部1年生 女子)
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