高等部2年生の皆さん
イギリス政府の学校閉鎖決定を受け、先月18日、the Secretary of State for Education が今年の5月6月のGCSE、A levelなどの試験を行わないことを発表したことは先日お伝えしましたが、そのガイダンスがOfqual(The Office of Qualifications and Examinations Regulation)から届きましたので、添付ファイルでお送りします。
内容を確認して下さい。
本校に関わる主な内容は、以下の通りです。
1.5・6月の試験(GCSE本試験)は実施されないが、その代わりとして、GCSEのコース(授業)での定期考査結果、および宿題・実力テスト、その他コースを受けている間のあらゆる記録をもとに、グレードを決定する。
各学校の授業担当者が、これら記録を総合した成績から、例年の結果も参考にしつつ、このまま勉強を続けて本試験を受けた場合に、どのグレードが期待できるかを決めていく。
2.グレードを決めるために、新たに模擬試験、宿題を課すことは求められない。
3.学校は、この結果をボード(試験実施団体)に提出し、ボードは、例年と同じ8月末に結果を通達する。
4.学校がボードに提出するグレードは、あくまでも学校から出された仮のグレードである。ボードが結果を発表するまでは、担当教員等が生徒に対し、仮のグレードを伝えてはならない。
5.秋の試験に関しては検討中。※例年通りならば、1月にGCSE試験が行われ、再挑戦が可能です。
以上を踏まえ、高等部2年生のBiology授業の扱いは以下のようになります。
1.オンライン学習として未習のトピックスを準備するので、希望者は各自で受講する。ただし、これらのトピックスについて、テストなどは行わない。
2.以下のような生徒の受講を想定している。
・高等部1年までの実績で考え、合格グレードがつかないと判断した生徒の中で、秋、または来年1月の試験を受けたい者。
・グレードに関わらず、秋、または来年1月の受験を希望する者。
・合格点のグレードは取れると思うので、秋、または来年1月の受験を希望しないが、理系生物選択者などで、今後のためにBiologyの勉強を続けたい者。
3.春期休暇用に配布した過去問題の自習も任意となるが、オンライン学習受講者も含め、引き続きMrs. GerardがBiologyの内容についてはメールで質問を受け付ける。
4.1学期の実力テストは行わない。
5.途中転入した生徒で、GCSE Biology のグレードがつくのは、高1の2学期までに転入した生徒である。グレードがつかない生徒の受講は、任意とする。
Biologyの内容以外については、担当者(奥野)がメールでの質問を受け付けます。
ただし、自分のグレードに関しての質問、公平なグレード設定を妨げるような質問・要望にはお答えできませんので、ご了解下さい。
なお、グレードがはっきり決まっていないことにより受講を悩むときには、迷わず受講することをお勧めします。
皆さんの学年は意欲も高く、高校1年当初から比べると、3学期には格段に力を付けてきていただけに今回のCovid-19によるBiologyの試験中止は、とても残念なことです。
今この状況下で、自分の力を伸ばす努力ができるかどうかが問われることになると思います。
新高2の前向きな取り組みを期待しています。
立教英国学院
校長 岡野 透
添付ファイル
Summer_2020_grades_for_GCSE_AS_A_level_EPQ_AEA_in_maths_-_guidance_for_teachers_students_parents.pdf
Letter_to_students_-_Summer_2020_grading-1.pdf