【立教英国学院より】Rikkyo School RSHEについて

立教英国学院
保護者各位

先日、お知らせしました通り、立教英国学院では、「人間関係・健康・自己啓発」カリキュラムの一環として、保健体育を中心に、人間関係・性教育・健康教育(RSHE)に焦点を当てた授業を添付の通り、行いますので、お知らせいたします。
この授業では、生徒の安全を守り、生徒が安心して質問できるように、年齢に応じた適切な表現で、知識の不足点を埋めていく予定です。

それぞれの学年が3学期に学ぶトピックスは以下の通りです。
P5~P6(10~12才)
応急処置
・安全について・負傷者への声かけ・救急車の呼び方・火傷・アナフィラキシー
人間関係と自己啓発
・いじめとネットいじめ・見知らぬ人の危険・友情・不健全な友情・家族

M1(12~13才)
応急処置
・安全について・負傷者への声かけ・救急車の呼び方・心肺蘇生法と除細動器・火傷
・アナフィラキシー
人間関係と自己啓発
・友情・自己主張・仲間内の虐待・ネットいじめ・Sexting(主に携帯電話を使った
 性的な画像等のやり取り)・電子タバコを含む喫煙、飲酒

M2 – M3(13~15才)
応急処置
・安全について・負傷者への声かけ・救急車の呼び方・心肺蘇生法と除細動器(AED)
・火傷・アナフィラキシー・窒息
人間関係と自己啓発
・普通とは何か/自分に期待すること・LGBTQ・健全な人間関係/不健全な人間関係
・乳がん、精巣がん

H1 – H2(15~17才)
応急処置
・安全について・負傷者への声かけ・救急車の呼び方・心肺蘇生法と除細動器(AED)
・火傷・アナフィラキシー・窒息
人間関係と自己啓発
・健全な人間関係/不健全な人間関係・信頼・強制的な支配・同意
・セクシャルハラスメント・有害な男らしさ・リスク/個人の安全・薬物の誤用
・アルコール・安全な性行為

なお、15歳以下のお子様の保護者の方は、英国が定めた科学カリキュラムに含まれる部分を除き、この性教育を受けさせないことを選択する権利を有します。
家族、友情、安全(インターネット上での安全も含む)、健康的なライフスタイルを維持する方法など、これらのトピックの内容は、すべての子どもたちが学ぶべき重要なものであると学校としては考えています。したがいまして、伝聞や噂話を通して知ったり、ポルノや不適切なウェブサイトなど、有害なオンラインの影響を受けた知識を得るより、学校教育の安全な環境の元で人間関係、性、健康について適切な知識を学べることに、ご家庭でもご安心いただけると確信しております。
ただし、3学期の授業内容をご覧になり、お子様にその授業を受けさせないことをご希望される場合は、Safeguard担当 副校長の奥野までお申し出ください。

なお、保護者がお子様にその授業を受けさせないことができるのは、お子様が16歳になるまでとなります。それ以降は、お子様が希望した場合は、学校はそれまでのトピックスを含め性教育を受けられるように手配します。

現代の若者はインターネットの世界で極めて自由にふるまうことが多く、生活のかなりの部分をインターネットで送るようなケースも散見されます。そんな中で、個人的な問題について最も重要な保護者の皆様によるご家庭での教育を補うために学校はできる限りのサポートを提供していく所存です。
ご質問等ございましたら、奥野までご連絡いただければ幸甚です。

立教英国学院
Safeguard担当 副校長
奥野卓也
takuyaokuno@rikkyo.uk

添付ファイル:RSHE_Letter_3rd_Term_2022-2023.pdf