2022年3月20日
保護者各位
学期末の報告
日頃より本校の教育にご理解ご支援賜り感謝いたしております。
コロナ感染、ロシア/ウクライナでの紛争と揺れ動く世界情勢に振り回された3学期ではありましたが、3月12日に生徒全員が無事帰宅いたしました。これもひとえに、保護者の皆様のご協力のおかげであり、ここに厚く御礼申し上げます。
学期初めに1名の生徒感染、そして学期後半には3名の感染者がでました。いずれの場合にも、早期の隔離による感染防止の対応で、校内での感染の拡大には至りませんでした。学期末は、ロシア/ウクライナでの紛争により飛行機便の欠航、遅延が生じ、再予約の手続きなど、飛行機便の対応が必要となりました。また、感染した生徒の帰国に向けたモニタリングも必要となり、生徒を無事帰国させることを最優先に対応して参りました。本来であれば、学期後半に起こったウイルス感染の状況をすぐにお伝えしなくてはいけませんでしたが、遅れての報告になってしまいましたこと、改めてお詫び申し上げます。
英国政府は通常の生活に戻すために、全てのコロナウイルス感染の制限を3月18日に撤廃する方針を打ち出しています。本校でも感染防止のために行われていた、週2回のLFDテストはなくなり、コロナウイルス対応というより、インフルエンザのような一般的な感染症への対応に移っていくことになります。発熱、嘔吐等感染症の症状が見られる場合は、寮内のシックルームやプレハブに隔離し、感染の拡大を防ぐ対応を考えています。もちろん、感染症対応としての、換気、手指消毒の励行、場合に応じてのマスク着用は引き続き行うこととなります。
英国政府方針により、学校でのLFDテストの実施はなくなりましたが、4月の帰寮時には、学校より持ち帰りました抗原検査LFDテストのキットを用いて、コロナに感染していないことを確認してください。検査キットは2回分を持ち帰らせていますが、1回分は予備です。
世界の中でコロナ対応はまだ終わったわけではありませんし、ロシア/ウクライナでの紛争はいまだに終結を見るまでに至っていません。このような世界情勢に左右される学校ではありますが、これはまさに将来のグローバルな世界で生きていくための試練でもあります。学校、生徒、そして保護者の皆様のご協力と柔軟な対応により、この世界の難局を乗り越えていきたいと思います。
2021年度の保護者の皆様のご理解とご支援に重ねて感謝を申し上げるとともに、50周年という記念すべき2022年度、新たな挑戦を生徒諸君と保護者の皆様とともに行っていきたいと思っております。
立教英国学院
校長 岡野 透