【立教英国学院より】学内の水疱瘡発症について

保護者各位

 日頃より本校の教育へのご理解とご支援を賜り感謝申し上げます。

 6月末に学内で1人、今週の夏季研修参加生徒に1人、水痘を発症した生徒がでました。
 いずれの生徒も中学2年生の生徒です。

 水疱瘡は感染力が強いウイルスで同じ部屋にいるだけでも感染することがあると言われています。
 潜伏期間は感染から2週間程度と言われており、学校/寮生活では学年を超えて
 交流する機会も多くありますので、お子さまの様子をみていただき
 倦怠感がある、発熱がある、発疹が出現した場合は
 かかりつけ医にご相談、受診することをおすすめします。

 ワクチン接種を受けているお子さまでも発症しますが、発疹が少なかったり、
 発熱がみられなかったりと全体的に症状が軽くなる傾向の子供が多いと言われています。

 日本では平成26年10月1日から、水痘ワクチンが定期接種となりました。
 1回接種で水ぼうそう(水痘)にかかるのを80-85%減らすことができ、
 重症化をほぼ100%防ぐことができるとされています。
 1回の接種では重症化は防げますが、水痘にかかった場合に水痘の集団発生の原因となります。
 2回接種を行うことで一人一人の予防効果を高めるだけでなく、長期間の集団での流行の予防につながります。

 罹患歴がなく、かつ、ワクチンを接種していない方については、免疫を持たないまま成人へと成長するおそれがあり
 成人は水痘の重症化リスクが比較的高いとされています。

 入学時にご提出いただいている予防接種記録によると
 多くの生徒が水疱瘡の罹患歴がある、もしくはワクチン接種をされていますが、ワクチン接種が1回、
 または罹患歴そしてワクチン接種歴がない生徒もいます。

 予防接種歴/罹患歴を確認していただき、接種についてかかりつけ医ともご相談していただき、
 ご検討頂ますようお願いいたします。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 立教英国学院 保健室