保護者各位
日頃より、本校の教育に対してご理解ご支援賜り、感謝申し上げます。
2月2日、3日に本校でケンブリッジ英語検定試験(KET, PET)の試験が予定されています。本校ではEC(English Communication)授業を学校設定科目として、文部科学省にも登録し、積極的に生徒の英語力の充実に向けて努力をしています。
今年度については、新たにEC HeadとなったMairs先生からの提案で以下の改革を行っています。
1)一年間のKET、PET授業のカリキュラムを見直し、一人のEC担当教員が責任をもって、一年間の授業を担当する。
2)この1年間の授業を通して、KET、PETで必要とされる授業時間数を確保し、カリキュラムの内容を確実に学習することを目的としています。
3)3学期に行われる公式のケンブリッジ英語検定試験では、担当教員が合格のレベルに達していると判断した生徒について、試験を受けていくということが学校の方針です。また、担当教員が合格のレベルに達していないと判断した生徒については残念ながら、次年度に再度同じコースを受けることになります。
以上の方針でこの一年間のEC授業を行ってきました。その結果として、それぞれのクラスの担当教員より、生徒に対して、受験をすることの確認が行われ、試験の登録を行っています。しかし、残念ながら、一部の担当教員から試験を受けることは生徒のオプションであるとの説明があったため、受験に関して混乱をしている生徒もいます。
本校としては、カリキュラムの一部と位置づけているケンブリッジ英語検定は非常に重要な資格と考えています。この資格は英語力を示す重要な資料となると同時に、学校推薦制度において、特に立教大学への推薦入学を考えている生徒にとっては、重要な取得資格になります。ケンブリッジ英語検定は、日本国内で認められている実用英語検定とは異なり、世界中で認められている試験の一つです。4技能試験(話す、読む、書く、聞く)の重要性は、英国では以前より認識されており、本校でも創立当時より、ケンブリッジ英語検定試験を40年以上にも渡り実施してきた経緯があります。
近年、日本でもケンブリッジ英語検定の有用性が広く認められ、日本国内でも受験が可能となってきました。日本で実施されるコンピューターを利用した受験でも資格はとれるようですが、本校ではこの一年間のECカリキュラムの集大成として、このKET、PETの受験を考えています。英国での受験料がKET £166.00, PET£176.00であり、日本での受験と比べると高額とはなっていますが、本校がケンブリッジ英語検定試験をどのように位置づけているかをご理解いただけますと幸いです。
2024年1月23日
立教英国学院
校長 岡野 透
EC Head Sharon Mairs