立教英国学院保健室より はしか(麻疹、麻しん)予防接種について

保護者各位

日頃より本校の教育へのご理解とご支援を賜り感謝申し上げます。

昨年7月に水ぼうそう(水疱瘡、水痘)についてメールをお送りしましたが、
複数の児童‧生徒が、24時間、生活を共にする本校での学校生活‧寮生活においては、
感染症の予防、拡大の防止が非常に重要な課題となります。
 
イギリスでは、最近、地域的なはしか(麻しん、麻疹)の流行が報告されており
今後、ワクチン接種率の低い地域でのはしかの流行が懸念されています。

はしかはウイルスにより起こる重篤な感染症です。
感染後7~14日で発熱、咳、鼻水などの症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃台の高熱と発疹が現れます。
合併症として、肺炎、脳炎、中耳炎があります。
重症な肺炎では、呼吸困難で集中治療室に入院したり、発症1,000人に1~2人の頻度で生じる急性脳炎では、
生命に危険が及んだり後遺症を残すこともあります。

麻しんウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力が非常に強く、
免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
はしかは手洗い、マスクのみでは予防できず、麻しんワクチンの接種が有効な予防法です。
十分な免疫をつけるために2回のワクチン接種が必要です。

お子さまの予防接種歴/罹患歴を確認していただき、
休暇中の接種についてご検討頂きますようお願いいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。
     
立教英国学院 保健室