【立教英国学院より】新型コロナウィルスに関する本校の対応について / 2月25日

保護者各位

時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。先日ご連絡差し上げました来校に関するガイドラインにご理解ご協力を賜りましたこと、改めて感謝いたします。

学内はこれから期末考査、卒業終業礼拝と学年末の予定が進んで参りますが、本日現在校内での感染者は依然としておりません。また、英国国内では感染の拡大は確認されておらず、比較的落ち着いている状態が続いております。学期末のプログラムへの参加や帰宅帰寮についてのお問い合わせがございましたので、現時点での方針をお知らせいたします。

第3学期終了後に行う予定になっている高等部2年生の補習授業、Cambridge での語学研修、英国人家庭へのホームステイ、Collyer’s College への短期留学等のプログラムは予定通り実施いたします。万が一、予定がキャンセルになった場合には、その期間は学校でお子様をお預かりいたしますので、帰宅の飛行機便を変更する必要はありません。英国内のボーディングスクールの中には、児童生徒を春休み自宅に帰宅させずに学校に留めることに決めた学校もございますが、本校は春休み中はその様にはせず、全児童生徒に一旦帰宅して頂く方針でおります。英国現地の学校は9月を始まりとするため、現段階で児童生徒を学校内に留めることによって、ある程度の安全管理が可能です。しかしながら、本校は4月に約60名の新入生を迎える予定でおります。全児童生徒、教職員が足並みを揃えた状態で2020年度を開始できるよう、この方針と致しました。

4月、現在同様、英国政府からの渡航規制がなければ、4月19日の入学始業礼拝、5月2日の球技大会は予定通り実施する方針です。ただし、渡英の際に、具合が悪い児童生徒の帰寮は一切認めません。保護者の方の入学始業礼拝への参列は、新入生の保護者の方のことも鑑み、熱や咳、呼吸困難などの症状が見られなければ、認めることといたします。予定通り新年度が始められた場合でも、最初の2週間は校外への外出を控える様にすることをあわせて考えておりますので、球技大会時の保護者の方の来校については先日のガイドラインに沿うかたちでお願いしたく存じます。

4月帰寮の時点で、英国政府が、日本からの渡航者を受け入れない措置をとった場合、多くの児童生徒・教員が学校に戻ってくることが出来ず、本校は休校にせざるを得ません。今、その最悪の事態に備え、オンラインでの授業ができないかを含め対策を検討中でございます。

また、今学期も含めて、学期中に感染した児童生徒が出た場合には、症状の有無にかかわらず、英国の監督官庁の指示に従いながら、対応にあたります。また、教職員に感染者が出た場合にも、症状の有無にかかわらず、完治するまで出勤を禁じることといたします。

事態は感染状況によって、刻一刻変わりますので、状況を注視しながら、引き続き対応を検討し、連絡いたします。何か不明な点などありましたら、学校までご連絡ください。本件に関し、日頃よりご理解ご協力をいただいておりますこと、重ねて御礼申し上げます。

立教英国学院
校長 岡野 透