以下の文面で保護者の皆様にメールを配信致しました。
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保護者各位
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。保護者の皆様には日頃より種々ご支援賜り、ありがたく感謝申し上げます。
3月8日、2013年度卒業・終業礼拝式を執り行い、無事に今年度を終了することができました。今年度は、小中高あわせて64名の生徒が卒業を迎え、小学部、中学部に加えて11名の高等部3年生も日本での受験を終えてこの日のために帰英し、式に参列いたしました。
式の中で、3周年を迎えた東日本大震災で亡くなられた方々、被害を受けた方々のための祈りを捧げました。
また、卒業生保護者の皆様より卒業記念品として寮のコモンルーム設置用のテレビ3台をご寄贈いただきました。あわせて父母の会より、オープンデイの収益金のご寄付をいただきました。これは生徒のクラブ活動と、教室設置用の参考書の購入に当てさせていただきます。また父母の会より頒布いただきましたDVDの売り上げは、電子白板、プロジェクター、PCなど、すべて視聴覚機器の購入に当てております。数々のご支援に対し心より御礼申し上げます。
ご存知のように、この3学期は悪天候が続き、暴風雨による被害がイギリス各地で相次ぎました。本校周辺でも、頻繁に洪水や長期の停電に見舞われましたが、幸い冬期休暇中に実施した発電機への接続工事が功を奏し、生徒たちは支障なく寮生活を過ごすことができました。この工事は新寮建設に先立つ付帯工事として、電気配線を地下に埋設し、発電機による自家発電ですべての寮・教室・食堂をカバーできるようにしたものです。工事費用65,000ポンドの一部には昨年の卒業式の際、父母の会よりご寄付いただいた創立40周年記念事業へのご寄付金31,500ポンドを当てさせていただきました。改めて保護者の皆様のご支援に感謝申し上げる次第です。
本日、春期補習を終えた高等部2年生、地元校との短期交換留学やホームステイを終えた生徒たちが帰宅し、明日から学校は春休みを迎えます。この休暇中には愈々男子寮の改築、新女子寮の建設に着工いたします。
「立教英国学院通信」でもお伝えしてございますが、今年度退任された社会科の桑山・大平・黒沢先生、数学科の斉藤先生の後任として、新年度には社会科3名、数学科1名、また新たに国語科1名を増員し、計5名の教員が赴任予定です。これにより日本人教員数は専任25名、講師4名の計29名となり、よりきめの細かい指導が可能となるものと存じます。
高等部1・2年生に対しては、各クラスにおいて新年度の選択科目および進路についてのガイダンスを実施しておりますので、この春休み中にご家庭でも進路について話し合う機会をお持ちいただければ幸いです。
今後ともよろしくご支援ご協力のほどお願い申し上げます。
立教英国学院
校長 棟近 稔