以下の文面で保護者の皆様にメールを配信致しました。
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保護者各位
時下益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
学校での生徒によるデジタル機器の利用についてご連絡申し上げます。
ご存知の通り、昨今のデジタル機器利用方法の多様化には目覚ましいものがあり、インターネットを通じたいじめや日常生活の乱れなどの弊害も頻繁に話題にのぼるところとなっております。生徒達が学校に持ってきて使用する電子機器についても、その校内での利用法について明確にする必要が出て参りました。
今学期には生徒が授業中にiPhoneで撮った写真を外部に送り、それが人伝でソーシャルネットワーク上にアップされるということがございました。幸い特定の生徒が写っていることはありませんでしたが、気軽な気持で行ったことが、個人情報を不用意に漏出させ大きな被害につながる恐れがあるということを、生徒たち一人一人が認識するよう指導していくとともに、これらのことを未然に防げるよう、校内での電子機器の利用範囲について明確にしておきたいと存じます。
以下は、校内で利用できない電子機器です。
帰寮の際には、ご家庭におかれましてもご確認頂ければ幸いです。
下記のもので学校に来る途上で必要なものは、帰寮後こちらでお預かり致します。
学校で利用できない電子機器
(1) 携帯電話／スマートフォン
（ローミングができる場合が多いので、SIMの契約先によらない）
(2) 携帯電話回線等に直接接続可能な機器
（例：SIMを入れられるパソコン・タブレット・ゲーム機等、モバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi) 、データ通信USBスティック、データ通信カード、など）
父母の会のご協力によって整備されました学校のインターネット環境は、ユーザー名とパスワードで生徒個人のプライバシーが守られた上で、暴力的表現・性的表現などをサーバーがブロックすることにより、ネットいじめなどから生徒を保護し、不適切なサイトへのアクセスを制限して安心してインターネットを利用できるよう配慮しております。
もし生徒がそれぞれ勝手に匿名でインターネットに接続することができると、このような校内の安全なインターネット環境が損なわれることになってしまいます。
また全寮制の本校においては、例えば就寝後も一晩中生徒間で自由に連絡可能な環境があると、健康で規則正しい生活を維持していくことが極めて困難になってしまうこともご理解頂けることと存じます。
生徒の皆さんがインターネットの世界にのめりこむことなく、異文化交流、スポーツ、クラブ活動、勉学など、本校ならではの様々な経験を通して人と触れ合い、コミュニケーションをとって成長していかれることを強く願う次第です。
冬休みは気が緩みがちとなりますので、各ご家庭におかれましても宜しくご指導くださいますようお願い申し上げます。
立教英国学院
校長 棟近 稔